渋谷C.C.Lemon Hallはやはり違和感たっぷり

渋公改め渋谷C.C.Lemon Hall(※ホール名は「渋谷C.C.Lemon Hall」だけれどもURLは「http://shibuko.com/」)。
しぶやしーしーれもんほーる。
長い…。
略称で呼ぶのが一般化しつつある今日、なんて呼ばれるのだろうか。
「しぶしー」、「しーしーれもん(←これじゃ商品名と変わらない…)」、「しぶほー」…。
どれも違和感アリアリ。
おそらくぼくらの世代(20代後半以降)で渋公でコンサートやドリフを観た人は、「しぶこー」と呼び続けるでしょう、きっと。
ネーミングライツをビジネスのテーマとして挙げているぼくも、おそらく「しぶやしーしーれもんほーる」とは呼ばないはず。
申し訳ないけれども、「しぶこー」でしょう。
ネーミングライツは一般の人に取得した名称で呼ばせるという強制力を働かせることはできない。
どう呼ぼうが、それは個人の勝手。
だからこそ、スポンサー企業や施設運営者は「個人の勝手」をウマくコントロールできるようなネーミングにもっと力を注ぐべきだと思うのだが、この部分について「しぶこー」のケースでは合格点を与えることは難しい。
いかに普段のコミュニケーションの中で成り立たせる名称を使うかが重要なトピックだと思うのだけれども。
もう1つ違和感を持っている理由。
なぜにC.C.Lemonなのかと。
すかっとさわやかなイメージのある同商品、ネーミングライツを通じて宣伝するなら、オープンエアな場所のほうがふさわしいような…。
もっと開放的で、しかも若者が飛び跳ねるようなハコ(インドアであったとしても、せめてオールスタンディングのShibuya AXやZEPP Tokyoのようなところ)のほうが良いような。
さらには、これから寒くなっていく時期にC.C.Lemonが押し出されても、広告効果はあるの?という印象も。
発表時期が春先や梅雨の頃でこれから冷たい飲み物が欲しいなという状況でC.C.Lemonの名前を聞いたら商品を手に取る機会がグッと増えたかもしれないけれども、これから寒くなるという時期では…。
色々と思うところがあるけれども、こんなところで。
ところで、なぜ今さら「しぶこー」のネーミングライツについて書いたか?
それはぼくが高校時代に夢中になったバンドBlind Guardianが来年に渋谷C.C.Lemon Hallでライブを開催する予定で、プロモーターのHPに「渋谷C.C.Lemon Hall」と書かれているのを見て非常に違和感を抱いたからであり、それ以外の理由は何もない。

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