都内でヱホバが積極活動中なので、少々調べてみた

つい先日、急逝したプリンス。
プリンスが亡くなった要因の1つに、彼がヱホバの信者だったためという説が挙がっている。

法学部出身で憲法を学んだ者にとって、「ヱホバ」ときくと憲法20条絡みの宗教だと記憶の片隅に残っている。
輸血拒否に関する信教の自由を巡る訴訟を学んだ、確か。

どこか気になるヱホバ。
早速調べてみた。
文化庁が出している「宗教年鑑 平成27年版」などから。
「日本ヱホバ教団」は1946年に創設され、その本部は静岡県富士宮市にある(以前は都内)。
B級グルメの富士宮焼きそばで一躍有名になった町だ。
教会は国内に3箇所あり、信者は1,042名(平成26年12月31日時点)。
せっかくなので、過去50年の「宗教年鑑」を参照し、ヱホバの信者数推移をまとめてみたのが下図(5年間隔でデータ取得)。
jehovah

近年の信者が凄まじい勢いで減少している。
平成6年をピークに過去20年間でほぼ1/10にまで減少。

ちなみに、国内で信者と登録されている人口は昭和44年が1,774万人、平成6年が2,198万人(ピーク)、平成26年が1,902万人と大きな変動なく推移していることを踏まえると、ヱホバの信者減少がいかに凄いかが理解できる。

我が家の最寄りの駅前でも、平日・休日問わず30-40代の男女が小冊子を持って道行く人に積極的というほどではないけれども声を掛けている。
個人の活動としては上記のように決して押し付けがましいわけでないものの、かなりの人数を布教活動に動員していることを踏まえると組織的には積極活動中と言わざるをえない。

ここまで信者が減少していると、本山から大きなプレッシャーがかかっているのかは内部にいない立場のため見当はつかないが、何らかの力が働いていることは想像がつく。

なお、宗教の教えについてまでは敢えて踏み込まない。
誰が何を信じようと勝手だと思っているので。
彼らがどのような思想を持っているか興味があるようであれば、各人で調べてみて欲しい。

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