日銀の株主を目指してみる


日本の金融政策担う日本銀行(通称:日銀)。

日銀がお役所だと認識している人が多そうだが、実は「認可法人」というなんともわかりにくい性質を持った組織だ。
「認可法人」という位置づけがどうもよくわからないので調べてみたら、消費者庁の消費者行政・食品安全の総合案内が発表している資料の中に、わかりやすい資料を見つけた。
総務省設置法第4条15項の定義では「特別の法律により特別の設立行為をもって設立すべきものとされる法人(のうち、法律上ーを限って設立されるもの)」とのこと。
独立行政法人などと並べて語られる部類の法人だ。

半官半民状態の日銀、上場(?)していて株券(?)を売買することが可能だ。
Yahoo!ファイナンスで日銀を検索してみると、確かに日銀の情報を確認できる
ただし、日銀のHPによると、日銀は株式会社ではなく上記の通り認可法人であるため株主総会が開かれることはない

したがって、タイトルにあるように「株主」となることはできないわけだ。

では、Yahoo!ファイナンスなどで公開されているものは何か。
それは、どうやら出資証券というものらしい。

出資証券についての説明は上記リンクに色々されているが、そもそもぼくが日銀の株主を目指してみると思ったきっかけが、株主になって何か日銀に物申してみたいと思ったわけなどだけど、株主総会が開かれるわけでもなく、議決権の行使が認められていない以上、単なる物言えぬ出資者にとどまるにすぎないということがわかった。

なお、日銀の証券は100口単位で証券会社で購入することができ、5/12時点の1口の価格が39,450円(4/28から売買行われておらず流動性が極めて低い!)のため、最低でも400万円弱の資金が必要…。
すみません、400万円すら出すことは夢のまた夢で、無謀な願望を持っていました…。

ちなみに、過去30年の出資証券の値動きを調べていると、上場当初は随分と高く、近年は低迷している。
安値で買い占めたところで、流動性が低くいつ売れるのかわからないものだけに、雑魚投資家のぼくが手を出すのは1000年早いということだけがわかった。

日銀

日銀


建築家・フランク・ゲーリー展で最先端の設計・建築に触れる


建築家・フランク・ゲーリー展へ行ってきた。

ずっと行きたいと思っていて、終了直前の今日、駆け込みで行った。

フランク・ゲーリーの作品で有名なものを挙げるなら、ビルバオのグッゲンハイム美術館といったところか。
作品を振り返ってみると、実は知名度の割には携わった作品のインパクトがどことなく小さいようなそんな気がしないでもない。

にもかかわらず、館内は多くの来場者で賑わっていた。
若い女性が多いことがことのほか意外でびっくりだった。

さて、展示内容というと、ゲーリーの発した数々の言動が壁に散りばめられ、場内にはいくつもの模型が飾られていた。
多くの人の注目を集めていたのが、ゲーリーの事務所が取り組んでいるBIMについて。
航空機の設計で用いられていたソフトウェアの思考を建築・設計ソフトウェアに導入しする方針を固め、実際に350ものソフトウェアを開発したのだとか。
このソフトウェア思考の導入に伴い、コストを大幅に削減することに成功すると同時に、入札者間での入札価格の差異が1%前後に収まるという目覚ましい成果を発揮した。

会期はいよいよ2/7(日)まで。

ちなみに、ゲーリーはFacebookの新社屋の設計に、そして森美術館で2/14(日)まで開催中のノーマン・フォスターはAppleの新社屋の設計を手がけている。
アメリカのIT業界を牽引するビッグプレイヤーの新社屋の設計に携わる両者の違いにこの期に触れてみると面白いかもしれない。

フランク・ゲーリー展

フランク・ゲーリー展


選挙ポスターを観察してみたけど、ポスターだけじゃ候補者なんて選べないことを再認識


今日(4/26)、区議会議員の選挙が行われる。

ぼくが住む千代田区には奇抜なデザインをした候補者がいることで注目を集めているように、そもそもポスターのデザインそのものが千差万別。

ポスターを眺めていることで、ふと思いついた。
千代田区の候補者のポスターのデザインの傾向ってどういうのなんだろうかと。

土曜日、ちびちゃんとの散歩ついでに近所の掲示板に貼られている38枚のポスターを写真に納め(怪しい行動だ!)、自宅でポスターのデザイン(色など)をまとめてみた。

チェックした主な項目は下記の通り。
・年齢表記
・所属政党表記
・名前表記の向き(縦・横)
・名前ふりがなの有無
・「千代田区」の文言の有無
・URLの有無

パッと見て判別できる程度のものでないと「有」としていない。
「よく見れば有じゃん」と言われる結果のものもあるかもしれないが、ポスターなんて一瞬勝負のものなんてぱっと見でないと判断されたもの、見落としたものは全て「有」とは評価していない。

全候補者38名のうち、女性は7名(男性31名)。
年齢も下は30代から上は60or70代までバラバラ。
比較的年齢層高め?

以下、「よく調べましたね。さすが暇人!」と言われるであろう調査結果をどうぞ。

何も実績がない人が評価される・差別化できる要素の1つが年齢。
年齢をポスターに表記しているのはたったの4名。
下は30歳、上は45歳。
年齢を重ねれば年齢表記は有利になることはなけども、不利になる?

現職表記している候補者は4名、新人は3名で、残りは現職・新人の表記はなし。
候補者が現職なのかどうかの情報は投票行動に影響を与えないと考えている?

自民党が11名と最多。
共産党や民主党など公認候補者がいるものの、無所属が7名、表記なし8名に意外な驚き(特定政党の公認を受けていたとしても表記しないほうが好ましいと考えあり?)。
共産党はポスターのテンプレートがあるらしく、どの候補者のデザインも同じである一方、自民党はてんでバラバラ。
自主性を重んじるという考えができる一方で、自民党のブランドイメージ戦略はどうなってんだ?との疑問もわく。

昼間にお隣の新宿区のポスターを見たらA3を横にしている候補者もいたが、千代田区のポスターは全員が縦にしていた。
新宿区で目にした横のポスターも悪くない印象で、今後は横バージョンも増えるかも?

ポスターと言えば、候補者の顔写真と名前表記。
胸から上の候補者もいれば全裸の候補者も。
選挙カーに乗っている候補者に比べると、フォトショップ加工されているだろうと思わせる候補者もチラホラ(投票者よ、ダマされるな!)。

名前はポスターに対して縦書のものと横書きのものがほぼ半々。
そしていずれも縦書であれば縦に収まる最大サイズ、横書きであれば横に収まる最大サイズで表記されているものが多い(中には、姓と名でサイズを使い分けているものも)。
ふりがなをつけている候補者は半々。
名前を知ってもらわなければならないことを思えば、ふりがなをつけるのは最低限。

名前のフォントカラーは白が13名で最多。
赤(8名)のほか、青、オレンジ、ピンク、黒などが続く。
バックの色に何を使うかで名前のフォントカラーは左右されるので、白が良いかは一概になんとも言えず。
ちなみに、背景を白にしている候補者は10名と最多。

ポスターに「千代田区」との単語が入っている候補者は16名のみ。
この数字の少なさにびっくり。
「千代田区」を書いていない候補者は他の選挙区でこっそりポスターを貼ってもバレない(もちろん、貼ることはないが)。
中には区議会議員に出ないで、国政選挙に出ればよいのにと思わずにいられない文言を書いている候補者も。
「君に投票したら、千代田区に住むぼくにはどんなメリットがあるのかね?」と「千代田区」という文言を入れていない候補者には問うてみたい。

ソーシャルメディア(facebook、twitter、youtubeなど)のロゴを申し訳程度に貼っている議員はチラホラ。
検索窓を載せているのは2名、urlを記載しているのは3名。
選挙におけるネットの活用についてルールが整備されていないからの結果かもしれないが、この数字は想像を遥かに超える少なさだ。

ポスターを見て、じゃ、ぼくは誰に投票するべきなんだろう。
はっきり言ってわからん。
わからんから投票する人が増えないという問題もあるだろう。
投票率を上げるためには、候補者が演説だけでなくポスターのようなコンテンツにもっと意識を注ぐと何かが改善されるのでは?と思わずにはいられない。
そもそも、千代田区に住んでいる人は日中の昼間に選挙カーのスピーカーから流れてくる演説を聞けないだろう。共働き家庭が多いのだから。
だからこそ、ポスターが勝負を分けると思うのだが(だからといって全裸は…)。

財源も考えずに、バラマキばかりを提案する候補者はとりあえず落ちて欲しい。
あとは、高齢者福祉を強化するのも勘弁。
ちなみに、ぼくがバラマキ政策を採るのであれば、財源は皇居ランナーから取りたい。
1周走るごとに100円とかね。

さて、どの候補者に桜咲くんだろうか。