公共システムにこそ、ユーザーの声を

すごく久しぶりの更新。
更新が滞っていたので、ここのところアクセス数は株価同様に右肩下がりだったけれども、気持ちを改めてがんばっていこうと思う。
さて、既に時間的には昨日の話になってしまうけど、ある件について。
話題は、オンライン化が進む役所のシステム。
役所がどんどんオンライン化して、確かに足を運ばないで済むという利便性は向上しているのだけれども、システムそのものの使い勝手がイマイチよろしくない。
デザインはもとより、そのシステムの操作性そのものがイマイチよくなく、システムの使い方のマニュアルを読むくらいなら、役所に近い場所で勤める身としては実際に足を運んだほうが楽なのでは?と思うほど。
マニュアルもどこか不親切。
どうしてそんな状況なのだろうか?と考えてみたところ、こんな仮説が生まれた。
それは、システム開発業者がユーザーを役所とみなしてシステム開発を行っていて、そのシステムを利用する人を本当のユーザーと想定して開発していないのでは?という仮説。
システムを実際に使うわけではないお役所の担当者といくら仕様を詰めても、極論すれば大したベネフィットがもたらされるわけじゃない。
せいぜい、システム開発業者の工数が増えて、印象アップといったところ(印象がアップすれば、入札部分以外の工程で随意契約を結べる?)。
そんな内輪で仕様を詰めるものだから、いざユーザー(=エンドユーザー)が利用してみたら、「なんだかなぁ…」ってシステムができてしまう。
だから、もっと使い勝手がよく、使われるシステムを普及するためにこんな仕組みを作ったらどうだろう。
それは、すご~く簡単なもので、フィードバック受付システム。
強いていうならblogのコメントみたいな機能をシステムのトップページなりに設置し、リアルタイムでシステムに対する反応をエンドユーザーから募るというもの。
他には司法の分野で「裁判員制度」が導入されるというのを参考にして、「エンドユーザー評価制度」というものなんていかがだろう。
ランダムに選ばれた評価員がシステムを利用し、そのシステムが広く国民に使いやすいものかどうかを評価するという制度。
評価が高いシステムを継続して納入しているシステム開発業者は、入札でその後有利な点数をもらえるという仕組みを導入したら、常に性能が高く、使い勝手がよいというシステムをユーザーに利用できると思うのだけれども。
いかがでしょうか。

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