久々に楽しめた経営戦略本 『逆転の競争戦略』

このところインプットが多すぎるので、それに比例してかアウトプットに対する欲求も強まっていてブログのエントリが連続中。
次のネタも準備しているのでお楽しみに。
さて、タイトルの通り『逆転の競争戦略 第3版―競合企業の強みを弱みに変えるフレームワーク』を読んだ。
これは、とある自主研究をしてるときにたまたま出会って勢いで買ってしまった本。
最近の経営関連本をあまりおもしろくないと感じられず、どちらかというと仕事上必要に駆られて読む場合が多いけど、この本は例外的に面白く一気に読み進めることができた。
何が面白いかというと、とにかく事例が豊富なこと。
マイクロソフトにとってのグーグルの脅威の話とか。
当たり前のことだけど、業界1位の企業よりもそれ以下の企業の方が多くこれらの企業の人が下克上を果たすためにはどうよう観点で戦略を組み立てたら効果的かが書かれている。
トップ企業を戦略のジレンマに陥らせて競争の土俵に上がらせないようにする手なんてのは「確かに」と思わされるはず。
たとえば、J&Jが奥歯にまで届く小型歯ブラシを発売してバカ売れしたとき、トップで歯磨き粉も販売しているライオンは小型歯ブラシを売り出すと歯磨き粉の売れ行きが鈍るので手が出せないとか。
もちろん1位企業が下克上を防ぐための対策も紹介されているので、1位企業に勤める人にとっても読み応えあることは確かなので、ぜひ。

1件のコメント

  1. 逆転の競争戦略

    僕の嫌いな種類のビジネス書がある。それは、ある一つの論理を断定的に論じ、その論を補強するためにたくさんの事例を提示するのだけど、その例示されている内容がどこからそんなレアな事例取ってきたのとか、そんな会社知らないよみたいな事例ばかりが羅列されていて、

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