田舎暮らしはなかなか難しい?

ネットが繋がる環境であるなら、東京を脱出して田舎で暮らしたほうが可処分所得の観点からも得だという意見も散見される今日このごろ。

田舎暮らしはさておき、これからの人生をどのように過ごすかと夫婦揃って模索している。

サラリーマンに戻って1年半が過ぎ、今の状態を定年まで続けることが決して幸せでないというのはぼくたち夫婦の共通した見解なわけで、
もっと自由に暮らす(誰にもコントロールされずに商売する、好きなときに旅に出るとか)ことがぼくたちのテーマだったじゃんというのがこのところの話題の中心だ。

このような話題が頻繁に話されるようになったきっかけがカイシャの移転。
勤務先が移転することをきっかけに家賃補助が削られる(職場から3km圏内に住まないと補助は受けられない)こと、すなわち実質的な給料ダウンにも相当する(ぼくは家賃補助の対象エリアに住んでいて対象者に該当したので今のカイシャに入った)のであれば、別に今の仕事を無理して続ける必要もないのではという考えもある(もちろん、家賃補助をきっかけに辞めるのはバカだという意見もあるだろう)。

いくつかのオプションをこのところ検討している。
1.とにかく今の生活(安月給の共稼ぎ&都心暮らし)に耐えながらチャンスを伺う
2.生活レベルはさらに下がるけれどぼくだけサラリーマンを続けながら妻が二人でやる事業を軌道に乗せる
3.ぼくが転職(給料アップ)して都心暮らしを続けながらチャンスを伺う
4.今の仕事を続けるが家賃補助対象外エリア(家賃・生活物価激安エリアbut通勤時間むちゃくちゃ長い)に引っ越して、妻が二人でやる事業を軌道に乗せる
5.すっぱり全てをリセットして田舎へ引っ込んで、ゼロから事業をスタートさせる

で、オプションの検討結果はこんなところだ。
1.近所の引っ越しできそうな物件を探しているが、はっきり言って家賃が高いことなどもあって厳しい(ちびの教育の問題があるので引っ越したくないのが本音だけど実際は…)
2.事業がすぐに軌道に乗るなんて甘い考えは過去の独立した時の経験でわかる(とはいえ、独立未経験者よりは経験があるのは優位点)
3.アラフォーがおいしい転職先をそうそう簡単に見つけられるわけない
4.今まで通勤電車に揺られない生活を送ってた人間が長時間通勤に耐えられる?
5.田舎で暮らす逞しさがぼくにはない(車より電車の移動のほうが好きだし、田舎特有のウェットな人間関係は苦手そう)

オプションを検討したところでどれを選ぶかなんて絞り切れないんで、とりあえず近場の田舎ということで多摩地方に繰り出した。
場所は青梅、奥多摩。

申し訳ないが暮らせない。
買い物をするところがなさすぎる。
車があれば大型スーパーに行けるんだろうけど、
大型スーパーが撤退なんてしようもんならどうやって生活していけばいいんだろう。
どんなに空気は良くても、買い物難民になるのはさすがに…。

田舎まではいかなくても郊外という選択肢はあるかもしれないけど、通勤時間がかかる割に対して家賃が安くなるわけでないし、教育環境も今に比べればガタンと落ちる、と特段のメリットが見いだせない。

考えれば考えるほど、どんどん袋小路に追いやられている感じで、「黙って現状に耐えろ(オプション1.)」という声が飛んでくるのはわかるけれども、一方でオプション1.を受け入れられないぼくたち夫婦がいることは紛れも無い事実であり、はてさて困ったもんだ。

ここはやっぱりオプション6.(都会暮らしを続けながら夫婦で事業をする(サラリーマンバイバイ!))を発動かなぁ。

不惑を前に悩みは続く。

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