いざ国境を越えてヨルダンへ(10/20)

7:00発のバスに乗るため、6時起床。
LRTに乗ってセントラルバスステーションへ。
歩いていこうかとも思ったけど、流石にバックパックを担いで歩いて行くもバスを乗り過ごすのは間抜けなので安全策を採ってLRTに乗る。

パンを買い込みバスを待つ。
バスに乗る前にトイレ(有料)へ。
小銭をもっていなかったユダヤのオジサン、中に入れず戻る。

セントラルバスステーション

バスの座席は運転手の真後ろ。
一応指定席っぽいけど実際はどうなのかわからずじまい。

バスの中にはWifiが飛び、さらにはUSBのポートまで付いてる。

死海を通り(「地球で一番高度の低い場所」だと感じながら)、ヨルダンとの国境の街Eilatを目指す。

車窓から死海
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死海の街Ein Gediに立ち寄ろうかと思ってたけど、想像以上に一人向きでなさそう(閑散としすぎ!)なので、
今回はパスして大正解(YMCA前も閑散)。
途中、一度だけドライブインで休憩。
案内はヘブライ語なので何分休憩なのかわからなかったけど、運転手に英語できけば英語で答えてくれた。

無事、Eilatに到着。
Tel Avivまでのバスのチケットを購入(Eilat=>Tel Aviv路線は売り切れになることもあるので事前購入しとくべきとのアドバイスに従う)。
とりあえずターミナルの外に出てヨルダン入国向けに両替。
レートが良いのか悪いのかわからないけど、とりあえず納得してISLからJDへ両替(国境を超えたときにヨルダンディナール(JD)がなくて困ることはとりあえず回避)。
郵便局で絵葉書を出したかったけど、郵便局に入るのにセキュリティチェックがあり、さすがにバックパックをチェックしてもらうのは効率悪いので先送り。

タクシーを拾い、いざ国境へ。
土曜日の昼にまたここから乗るのでよろしくと伝えて降りる。

国境の建物は砂漠特有の透き渡る空のもと、静かに立たずんでいた。
国境を渡る人はほんと僅か。
せいぜい5人ほど。
エルサレムからのアクセスの良い、アレンビーを利用していた場合の時間はどのくらいかかったんだろうかとふと思う。

日本のパスポートの信用度の高さをここでも実感。
他の国の人は国境通過に伴う誓約書を書かされていたけど、日本のパスポート保有者であるぼくはスタンプをポンと押すのみ。

国境を越えて街(Aqaba)の中心部へタクシーで移動し、そこからバスに乗ろうかと思っていたら、
イスラエルから休暇でやってきたという女性二人がいて、
タクシー乗り場のオヤジが相乗りをススメてきたので言うことに従い相乗りしてペトラへ行くことに(結果的にこっちのほうがお金・時間ともにセーブ)。

タクシーはF1レーサーかと思うほどのスピードで荒野を走る。
運転手はヨルダンについて色々と説明までしてくれる。
「トマトの生産量はすごい!」
「国王がイギリスにいたせいもあってアラブ語が使えなくて国民の信任を得られていない」など。

ぼくは助手席に座り、会話にはほとんど参加せずタクシーからの車窓を眺める。
途中、江南スタイルがラジオから流れてきたときの違和感はすごかった。
すごくアップテンポで気持ちを高めるもののどこか間抜けなところが。

タクシーの助手席からの景色

車窓から見える景色はアルゼンチンからボリビアに抜けるときと同じような高度のある砂漠にあるような、
カラッとしたさみしげなものだった。
そこに「生」を感じることは難しい。

幾つかの村を抜け、無事にペトラへ。
先にぼくのホテルへ付けてくれる。
「土曜日にAqabaへ戻るのであれば、30JDで送ってやる(往路は3人で50JD)」というので、10時に迎えに来いと伝えて降りる(結局ぼくはタクシーに乗らずバスでAqabaへ行った)。

ホテルにチェックイン(この旅唯一のシングルルーム(ほかは全てドミ))。
どうも部屋の匂いがよろしくない上、清潔感に欠ける。
そのくせ、1泊3,000円程度もする。
中東と思って物価の安さを期待していただけに思わぬ肩透かしを喰らった。
ヨルダンに来ても相変わらず物価の高さに嘆いてしまった。
こんなに海外に来ても物価の安さを享受できないのであれば、
そりゃ最近の若者は海外に出ようと思わないどころか出たくても出られない。

散策を兼ねてペトラの入り口へ。
翌日の予習。
どうやら入場券はカードで払えるらしい(実際は現金のみ)。

手持ちのJDが足りないので、MovenPickのATMでお金をおろし、その後近くで昼食。
旅を通じて朝食と遅い昼食という一日二食というパターンに(別にこのリズムで大丈夫だし、実は日本では食べ過ぎかも)。
Kufta bil tahiliを食べた。
ま、肉団子のトマト煮って感じ。

 Kufta bil tahili
Kufta bil tahili

宿に戻ってバルコニーでひたすらダラダラ。
夕方にはコーランが鳴り響く。
イスラエルと異なり、ここがイスラムの国だということを実感。
ばくは、夕暮れに聴くさみしげなコーランが好き。
以前行った、モロッコのマーミドでの思い出が夕方のコーランで蘇る。

Sunset hotelのベランダからの眺め

シャワーを浴びるも、ホテル備え付けのバスタオルきれいそうに思えなかったので、持参のを使用(今回の旅で唯一持参バスタオル使用)。

11月からの入社に備えた書類について日本とやりとり(スマートフォンさえあればすぐに連絡できるようになったことの便利さは破格!)。

夜までずっとロビーでゆっくりしていたら、サウジアラビアで働いている中国人と知り合う。
ペトラの奥まで行ってきたとのこと。
馬に乗って登るのがオススメらしい。
トレッキングで靴がホコリだらけになったと誇らしく見せてきた。

翌日は6時スタートなのでさっさと寝る。

Sunset Hotel
sunset hotel

Roule Touristique, Petra, Jordan.
JOD20/泊(Single)
バスタオル付き

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