朝起きて、お土産に頼まれてたベジタブルカッターを求めて宿の近くのキッチングッズショップへ。
開店と同時に店の中へ。
ベジタブルカッターは見つからなかったけど、代わりにというわけでクッキーの型を調達。
とりあえず、一安心。

宿にお土産を置いて、早速外出。
地下鉄に載って、対岸の九龍地区にあるYau Ma Teiへ。
Lonely Planetによるとイケてるカフェ(Midoという名前の店)があるとの触れ込みなので早速ミーハーぶりを発揮して出かけた。
九竜は香港島の中心地よりもさらに古い高層住宅が多く、雰囲気はさらにThe香港を感じさせるものだった。

Yau Ma Teiの街並み

Midoに入ると日本人を含む観光客が多い。
さすがガイドブックに載っているだけあって、観光客を寄せ付ける。
窓際からの眺めが良いとのことなので、窓際に座って、注文した牛タンシチューを堪能した。
カフェらしくトーストとかを頼むのが定番らしいけど、僕はそんなのは気にせず、食べたいものを注文。

Mido内部

牛タンシチュー

日本人2人組のおそらく独身と思しき女性グループも食事していた。
小汚い格好で海外旅行する僕からすれば、何で旅行ごときでしかも街角のカフェで食事するごときにそんなにお洒落して、
おまけにヘアースタイルまでそんなに気にするんだ?というくらいバッチリ決めている2人組みで印象的だった。

Midoを出て、近くに東京で言うところの合羽橋みたいなキッチングッズ問屋街があるので、すでにケーキの型を買ったものの、
参考にと言うことでベジタブルカッターを物色した。
高い!
問屋なので安いかと思っていたけど、想像以上に高くて、ケーキの型にしておいてよかったとケチな僕はホッと。

九龍の街をブラブラ散策ということで、Tsim Sha Tsui方面へひたすらウォーキング。
途中、円を香港ドルに両替。
Yau Ma Teiで見つけたこの両替屋は香港にいる間に見つけた両替屋の中では飛び抜けて良いレートで交換してくれた。
もしや、正しいレートを知らないのでは?というくらい、ちょっと変だった。

街中をひたすら歩き、Tsim Sha Tsuiへ。
ショッピングセンターが軒を連ねている。
奇しくもブラックフライデーと重なり、ショップのオープンを待つ人の行列がいくつかできていたりと、
香港人の購買パワーを今日も見せつけられる。

とりあえず、足を使った散策は一区切りにし、次は、Sham Shui Poへバスで移動。
クラッカーメーカー嘉頓の本社工場を見学するため。
実際は工場見学はできず、展示コーナーの見学しかできないけれども、会社見学好きの身としてはそれだけでも満足。
同僚向けのお土産を買って(お土産を買うという行為は僕にとって結構なプレッシャー!)、一安心。




お土産を無事に調達し、Sham Shui Poの街をブラブラ。
歩行者天国担っている路地にはたくさんの露天が。
おもちゃ屋も多く、覗いてみたところ、LEGOのバッチモンみたいなブロックが。
Lepinってブランドのもの。
参考にLEGOとLepinについてのYoutubeがあったので載せておく(埋め込めなかった!)。

Lepin

お腹が空いたこともあって、近くのカフェへ。
Lonely Planetによると、どうやらフレンチトーストが美味しいのだとか。
確かに、美味しい。
しかも、日本で食べるのと形が違う。
山崎ランチパックみたいな形をしたフレンチトースト!

フレンチトースト

再びTsim Sha Tsuiへ戻ろうとするも、近くを通るバスがどれもTsim Sha Tsuiへ行かなそうで、
何だかよくわからないのでとりあえずTsim Sha Tsui方面目指して歩いた。
Prince Edward辺りでバスを拾って、Tsim Sha Tsuiへ。

Tsim Sha Tsuiでバスを降り、美術館のショップへ。
気の利いたお土産が手に入りそうとのことで突撃。
2階建て路面電車の模型をボーイに、そしてマスキングテープをお買い上げ。

フラフラと港の方へ。
香港が誇る、Peninsula Hotelの前を通る。
さすがの風格。

港から対岸のビル群を望むと、まさに絵葉書に出てくるのと同じ光景が目の前に広がる。
背高ノッポのビルが満員電車のサラリーマンのように隙間なく立つ。

浜風に吹かれながら、香港島と九龍を行き交うフェリーを見ながらたそがれる。

香港島をバックにハイチーズ

何だかお腹が空いたこともあり、フェリーに乗って、宿のある香港島へ戻る。
フェリーは片道30円程度。
一度に200人ほど運び、一時間当たり往復で10本ずつ航行し、さらにフェリーの営業時間が12時間だとしたら(ここまでの数字は全て仮定)、
30円×200人×(10本+10本)×12時間から一日の売り上げは144万円かぁとか勝手な計算したりしながら、フェリーの外の風景を眺める。

香港島に着き、Wan Chaiへ。
昨日の夜にたまたま見つけた、炊き込みご飯の店を目指す。
幸い、テーブルが一つだけ空いていて、並ぶことなく通され、名物を注文。
注文を受けてから調理することなく単に炊き上がったのをよそうだけだからか、一瞬で目の前に。
値段の割に、少ない!
でも、甘いタレに漬け込まれたサラミなどが程よく絡まったご飯(もち米というのがポイント高し!)。
お腹は満たされなかったものの、味には満足。

強記美食外観

名物丼

一旦宿に戻って、シャワー。

で、まだお腹が満たされないので、宿のすぐ下にある麺屋でラーメンを食べる。
その麺屋の脇にはbitcoinの自販機が置いてある。
どういう風に使うかはさっぱりわからなかったし、使っている人は全く目にしなかったものの、
bitcoinが街中に浸透している香港の先進性を少し感じられた。

Bitcoinの自販機

麺を食べて、再びフェリーに乗って、対岸の九龍へ。

牛スジラーメン

九龍から香港島のライトアップショーを見るため。
同じような目的の観光客数多く港の周りは早くから賑わっていた。

ショーまで少し時間があるので、
Peninsulaの探索。
有楽町のPeninsula同様、ロビーの中二階には生バンド。
ここだけは別世界。
Lonely Planetによると、最上階に港を一望できるバーがあるらしく、その入り口を求めてうろうろするも見つけられず。
ショーの時間が迫っているので、とりあえず退散して、ショーが終わったら改めて探すことに。

Peninsulaのロビー

100万ドルの夜景を九龍から

ショーはまだかと待ちわびる観光客。
大勢いるにも関わらず、気にせずタバコを吸うとある外国人。
人が集まる場所では吸って欲しくないなぁ。
観光客が一箇所に集まると、韓国からの観光客がすごく多いのにびっくり。
一方、日本からの観光客は時期的なものも影響しているのか少ない。
日本はインバウンドが活況な一方でアウトバウンドが追いついてない?と思わず突っ込みそうなほど、バランスが悪い。
「ショーが始まります」というアナウンスは一切ないままビルからレーザービームがチラチラするものの、ショーなのか単なるシグナルなのかさっぱりわからず、
他の観光客も呆気にとられてる。
かくいう僕もさっぱりよくわからず、途中(そもそもどの段階で始まっていて、何をもって終わるのかすらわからず)で退散して、Peninsulaの最上階にあるレストラン・バーFelixを目指した。
最上階の入り口はなかなかわかりにくかったものの、なんとかフロア直通のエレベータに乗り込んだ。
フロアに降りると、すぐにFelixの入り口だったものの、なんとなく先にトイレに行きたい気分になりトイレへ。
トイレに入ると、洗面台に初老の男性が一人。
明らかにホテルのスタッフと思われる制服に身を包んでる。
僕は九龍の夜景を眺めながら用を足し(女性用トイレはもしかしたら香港島が眺める?)、洗面台で手を洗う。
洗面台のデザインがなんとも特殊。
一般的な洗面台は水を受ける器のように深みがあるけれども、このトイレのものは一切深みはなく真っ平ら。
あいにく僕は洗面台の写真を取り損ねたので、
tripadvisorにその写真が載っていたのでそちらを拝借。
手を洗うたびに洗面台が当然濡れるわけで、その度に初老のスタッフがタオルで拭くというなんとも無駄というか贅沢というかなんとも言えないサービスであり、
ある意味日本では受けられないものでなんとも気分は複雑。

Felixはどことなく単独で足を踏み入れるには少々場違いな感じだったのと、子供は6才以上であれば入場できるとのことなので、次回家族で香港に来た時のお預けということで別の場所へ行くことにした。
今度香港に来るときはPeninsulaに泊まれるほど余裕があればいいけど、現実的には隣のYMCAに泊まってFlixで食事が現実的なのかも。
何れにしても、Felixに来たいなぁ。




フェリーに乗って、香港島に戻る。
Wan Chaiの船着場からひたすら歩き、HSBCの本店ビルを臨めるSevvaというバーへ。
Lonely Planetによると、テーブルに座るとチャージがむちゃくちゃ高いけど、夜景が見えるスタンディング席はチャージが掛からないのでそちらがオススメとのこと。
そりゃ、もちろん、スタンディング席でしょ!
日本からやって来て安宿に泊まる中年おっさんがラム酒を片手に、現地の富裕層や駐在員に紛れて香港の夜景とHSBCビルを堪能する絵がなんとも滑稽な一方、この空間を堪能している事実は転職して1年、一向に業務に慣れずに危機感を募らせている自分の気持ちを解放するすごく良い時間でもあった。
夜景と人間ウォッチングを楽しんでいると、日本からメッセンジャーがいくつか。
一つは前職の同僚から。
「パイセン、今度忘年会するんで来てくださいっすよ!」って内容のもの。
前職の人間関係はそこそこ良い状態で退職したので、忘年会に誘ってもらったりして、結構嬉しい。
もう一つは、日本で留守番する物欲大臣から。
どうやら、香港の免税店で買って来てもらいたいものがあるらしく、その品の情報。
ケーキの型を今朝買ったんだけどなぁ。

SevvaからのHSBC

Sevvaを後にし、路面電車に乗って、SOGOのあるCauseway Bayへ。
相変わらず凄まじい活力で若者が大勢繰り出している。

音楽好きとしてはHMVへの表敬訪問はしないわけにはいかない。
HMVは何やらビレッジバンガードのように雑貨を取り扱っていて、ま、工夫を色々としているのねという感じだった。
そのほかに、近くのスーパーを見たり。
で、昨日立ち食いでフカヒレスープを飲んだ露店で今日も立ち食い。
今日はカニボールを食べた。

で、その後は、さらに昨日ブラブラしていて気になったスイーツ屋へ行き、そちらでパパイヤジュースをゴクリ。

そして、宿へ帰還。

oyasuminasai!

Causeway Bayの大型スクリーン

上海蟹の季節デスネ!

地下道の壁にはブルースリー

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