タクシー運ちゃん暴るの巻(2/3)

朝早く起きて、観光地や現地のレストランが集まるマカオ半島へ。

ホテルの前からマカオ半島行きの無料シャトルバスがないか問い合わせてみたものの、どうやら無いようで仕方なくタクシーで。
ホテルの前に停まっているタクシーに乗り込んで、お目当の食堂に言ってくれと伝える。
運ちゃんは妙にご機嫌で、「おはよう」と日本語で言ってみたりと妙な機嫌を取ってくる訳で、これまでの僕の経験からこういうおっちゃんってのは厄介なことが多い。
タクシーは明らかに迂回してる。
ホテルの前でUターンできるところをわざと南まで下って、さらに東の空港側から周って、cotaiとマカオ半島を結ぶ連絡橋の中で一番東のを通るという、
「観光客だからって舐めるなよ」と突っ込みたくなる遠回りコース。
こちとらは普段はバックパッカーなんで、町歩きする前にはある程度の街の地理は頭に入れてる訳で、変なコースに行くようならすぐにアンテナが反応するんだから。

子供が乗っているのもお構いなく、乱暴運転でマカオの街を駆け抜けるタクシー。
マカオグランプリを日本からやってきたぼんやりした観光客3人組に味わせてやろうという歪んだサービス精神なんだろうか。
カーブで感じるGは日本のタクシーではとても体験できない。

で、着いたところは、僕が指定した食堂の前じゃない。
聖ポール天主堂跡前だ。
周りは観光客ばかり。
きちんと送り届けろと文句を言うも、よくわからないの一点張り。
埒があかないので、運賃(HKD127)を支払うことに。
ま、これも予想されたんだけど、僕が出したのがHKD100を2枚でお釣りが必要な訳だけど、
運ちゃんは今度はお釣りがないとゴネ出す。
朝早くの客のためにHKD70相当のお釣りは用意していないと言う向こうの言い分はわからなくもないけど、
こちらはこちらで遠回りされたという不満もある訳で、
他の観光客が今後被害に遭わないためにもと言う「正義感」からおいそれと引き下がるわけには行かない。
タクシーの後ろには長い車列ができて、クラクションが鳴っているのも気にせず、僕は小出しにお釣りを返そうとする小癪な運ちゃんに付き合った。
とはいえ、お釣りを全額回収することは無理だと思い、HKD10程度は損してしまったものの、これ以上後ろの車列に迷惑をかけるわけにもいかないので、
タクシーを降りた。

聖ポール天主堂跡前で写真を撮りながら、お目当の食堂までブラブラと地図を片手に歩く。
ポルトガルがかつては統治していただけに、街中には至るところにポルトガル語が残っている。
通りの名前もポルトガル語出し、街の注意書きだって、中国語→ポルトガル語→英語の順で表記されてる。
香港と比べると異国情緒感が高く、日本から時間をかけずにヨーロッパを味わいたいという欲張りさんにはオススメの場所だ。

食堂でお目当のラーメン、汁なし麺を注文。
親子3人でラーメンをすする。
その後、マカオの街を散策。

春節前ということもあって、街にはそれらしき飾りがたくさんされていて、
ここマカオが中国の文化を多く受けていることを認識させる。

セナド広場を通り過ぎ、エッグタルトで有名な店へ。
オープン前にも関わらず既に店の前には行列ができていて、僕らも並ぶ。

しばらく列に並び、無事にお買い上げして、店の前のベンチで3人並んでご賞味。
多くが並ぶだけあって確かに美味しい!

街をブラブラ。
エッグタルト屋からのぞく、マカオのカジノの総本山とも言えるGrand Lisboaを目指して歩く。
通りは大勢で賑わっていて、流石に幼児が歩くには危ないので抱っこサービス発動。
旅の間、抱っこすること度々で筋肉痛になってしまった。

Grand Lisboaの前に着き、妻子を外に置いて(子供はカジノの中に入れない!)、中をほんの少しだけ視察。
カジノの中では「大小」をプレイする猛者の熱気がムンムン。
「大小」と言えば、沢木耕太郎の『深夜特急』で記憶がある人もいるのでは?
サイコロを3つ振って、出た目の数が10以上かもしくはそれより小さいかをかけるゲームだ(詳しくはwikipedia)。

熱気に吸い込まれてテーブルに張り付いてしまったけれども、外で待機している2人の存在を思い出し、後ろ髪を引かれる思いで外へ。

再びブラブラ。
僕たち夫婦がLas Vegasへ行った時から好きなWynnへ。
Wynnの中へ入り、トイレを借りたり中を散策。
Wynnは高級路線だからなのか、大小の熱気は全く伝わってこなかった。

Wynnの前にある無料噴水ショーを見て、来た道を戻る。

で、セナド広場近くの喫茶店に入り、昼食。
焼きそばとかマカオ名物のポークリブサンドをお腹に入れる。
これまたマカオ名物らしいホットコカコーラも。

お腹を満たし、さらにマカオの街を3人でブラブラ。
お茶の店が見たいということなので、お茶屋が集まったエリアに移動したものの、めぼしいものが見つからず。
ま、せっかくマカオに来たことだし、世界遺産を近くにあるものだけでも見てみた。

4歳児の手を引いてマカオの街をブラブラ。
教会、墓地など散策。

朝早くからの散策で疲れたのとトイレに行きたくなったので、近くのホテルへ。
ホテルの近くでデザートでも食べようかと思ったけど、めぼしい店がないので、ひとまずホテルへタクシーで退散した。
今回の運ちゃんは全く遠回りせず。
ま、遠回りしないのは普通なので、今朝の運ちゃんに当たった僕らは運が悪かったんだろう。

ホテルに戻り、3人ともベッドでバタンQ。

2時間ほど昼寝をしてそろそろ日が暮れようというタイミングで夕食を食べに外へ。
とりあえず、向かいのVenetianへ。

Venetianと言えば、ゴンドラ。
でゴンドラに乗ろうとしたものの、結構並ぶので翌日にしようと4歳児をなだめ、お土産屋で彼が欲しいと行ったチュッパチャップス付きのおもちゃの双眼鏡をお買い上げ。
Venetianの中をウロウロして、フードコートで夕食。
フードコートと言えども、結構高い。
一食1,000円程度はしそうで、そんな高いにも関わらず大賑わいとは日本の経済力が相当衰えたからなのかと思うと悲しい気分になってしまう。

食事を済ませ、Venetianの中をウロウロしてたら、キッズが遊べる屋内公園があり、ボーイも楽しませてやらねばということで、行かせてあげることに。
ということで、ボーイの面倒は大臣に任せ、ぼくはホテルの中をブラブラ。

ホテルの外まで来ると、対岸の中国との国境までの無料シャトルバスに並ぶ大勢の中国人。
お金を持った中国人はVenetianなどショッピングモールへやって来ては名だたるブランドの商品などを買って帰るという、
いわゆる爆買いを対岸のマカオでしているわけだ。

パブでビールを飲みながら、サッカー観戦し、ボーイの遊びが終わるのを待つ。
ホッと一息。

遊びが終わる頃に迎えに行き、合流。
Venetianの隣のParisも散策。
エッフェル塔にはどうやら登れるらしいけど、どこからどのように登れば良いかがいまいちわからず、
結局登らなかった。

ホテルに戻り、ボーイを寝かせ、ぼくだけ夜のマカオの街を散策。
ま、散策と言っても、近所のホテルおよびカジノをブラブラする程度。

Pokerの大会の様子や、Wynn Palaceへ足を運んだりとして、26時頃に部屋に戻り、ベッドへ潜り込んだ。

Parisのエッフェル塔

今年は戌年 お犬様がゴールドバーに御御足を置くのがマカオらしさ満載!

建築物として面白い、オープン間近のMGM

ハリウッドスター気取りのぼくとチビマネージャー

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