コンサルタントとクライアントの適正な距離感

今日(正確には昨日)の打ち合わせでの出来事。
クライアントの社長に、「今度うちの幹部も交えて温泉でもどうですか?」みたいなことを言ってもらった。
誘ってもらえること自体は嬉しいけれども、一方で幹部の人たちと温泉に行っていいものか?という気持ちもあった。
温泉に行くことで、互いのことを知り今後のコミュニケーションは図りやすいというメリットはあるだろう。
このメリットが大変大きいことはひっくり返せない事実でもある。
ただし一方で、温泉に一緒に行くことで互いの距離感があまりにも近づきすぎて「情」が入ってしまい、今後の業務に支障をきたすのでは?という懸念もなくはない。
今後、どちらかというと幹部の人たちにはそれなりの苦労をしてもらうこととなっているというのに、距離感が縮まることでどうしても「あの人には頼みづらいなぁ」とか「気の毒だなぁ」という気持ちが生じてしまい、コンサルタントの中立性が保てない気がして…。
せいぜい一緒に食事に行く程度がよいのか、温泉まで一緒に行くべきなのか(ゴルフに行ったと思えばよいが…)、コンサルタントとクライアントとの適正な距離感とはどのくらいなんだろうかとふと気になった社長の一言だった。

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