「どうしてかわいこちゃんがブ男と結婚するの?」に対する新たな回答

去年、アメリカでバカ売れした経済書”Freakonomics(邦題:ヤバイ経済学)”の著者のblogで面白いエントリがあった。
Why do beautiful women sometimes marriy unattractive men?“(和訳すると「どうしてかわいこちゃんがブ男と結婚するの?」)。
今までは、「ブ男と結婚することで、かわいこちゃんはブ男の内面をきちんと評価しているという評価が得たいんだ」とか、「ブ男は大金持ちだから、かわいこちゃんと結婚できたんだ」という勝手な説が浮かんでは消えの繰り返しだった。
が、当のblogではこうした諸説について、LSEのカナザワサトシ氏の新しい研究成果を紹介している。
こんな説だ(以下、ぼくによる訳)。

需要と供給の関係により、かわいこちゃんはブ男と結婚せざるを得なくなっている。
なんでも、美形同士の夫婦の場合、最初の子供は娘のほうがいいと回答したのはそうでない夫婦よりも36%も多く、その理由は若いうちに「美」の要素を娘に与えたいからだとか。
そして、女性を特徴付ける「美」という要素を持った人たちの多くが、看護士や保母などの職に就き、息子よりも娘を持っている割合のほうが高い。
一方で、数学者や科学者といった職に就いている女性は、娘よりも息子を持っている割合のほうが高い。

美形夫婦がかわいこちゃんを望むということはわかるけど、実際にかわいこちゃんが生まれている?
もし、かわいこちゃんが生まれたとして、そのかわいこちゃんがブ男と結婚して男の子が産まれたりしたら、需給バランスで語れるのかどうかはいささか怪しい。
どこか納得しにくい論理であることは確かだけでも、着眼点が面白いのは確か。
比較的易しい英語で書かれているので、英語版を読んではいかが?

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