FPNイノベーション勉強会（ワッチミー！TV勉強会）に参加して、日本での動画共有ビジネスを考えてみた

昨日、FPNが開催しているイノベーション勉強会に参加し、フジテレビなどの出資により設立された動画共有サイト「ワッチミー！TV」に関する議論をしてきた。
参加する前は、結構ハードルが高そうかなぁとか思って直前まで参加を迷っていたものの、いざ参加してみるとメンバーのみんなはきちんと意見を聴いてくれる人たちだったので一安心。
勉強会では次のトピックに関する議論をグループごとに展開し、それをまとめてグループごとに発表。
最後に全体として「ワッチミー！TV」がとるべき方向性にまとめるという流れで、「参加」という部分が大いに前面に出ていて楽しむことができた（頭痛がひどくて、途中議論についていけない部分もあったけれども…）。
トピック１．
　ワッチミー！TVにはどのような収益機会があると思いますか？
トピック2．
　あなたがワッチミー！TVのCEOだったら、何を目標とし、どのような事業展開を行いますか？
YouTubeも大して使うわけではなく動画共有ビジネスそのものに疎いぼく、議論に参加するにあたって次のような資料をまとめておいた（誤りがあったらスミマセン）。


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表にまとめてみて、へぇこんな会社もやってるんだとか、実は参入障壁は高くない？とか色々感じてみて、上記のトピックについて自分なりの見解を用意して参加した。
トピック１．
　ワッチミー！TVにはどのような収益機会があると思いますか？
参加したメンバーの多くも気づいていることは、フジテレビとの関係があるということであり、この関係は強みでもあり弱みでもある（強み・弱みは何かという点は割愛）。
ぼくがグループディスカッションで提案したのは、ワッチミーTV!に投稿された動画を出資会社のフジテレビをはじめ、各メディア企業に販売し、収入をワッチミー！TVと投稿者で山分けするというもの。
アップした動画がお金を生むのであれば、どんどん投稿してくるだろうし、それがフジテレビで流れる可能性が高いのであれば（ライバルはアウトプットの部分が弱い）、投稿者に対する強烈なアピールになるはず。
それにフジテレビのネットワークを使って、海外のテレビ局も購入できるようにしたら収入機会は大幅に広がるのでは？
テレビで売れるような画像となると、当然YouTubeで問題となっている著作権などに抵触する動画を投稿者はアップロードしてこなくなるだろし、それがために今、ワッチミーTVがしこしこやっている画像チェック業務（著作権・肖像権に抵触していないかを投稿された動画すべてチェック）を軽減できるはず。
もちろん、ワッチミーTVに投稿されている動画を勝手に他で転用されないよう、動画の右下とかにワッチミー！TVのロゴなどを入れておく点について投稿者と同意を結んでいく必要はあるでしょう。
トピック2．
　あなたがワッチミー！TVのCEOだったら、何を目標とし、どのような事業展開を行いますか？
トピック1．で動画を売って儲けようと考えたため、CEOとして手がけるにはまずフジテレビやSPA!などにお願いしてもっとワッチミーTVのことを取り上げてもらうことと、アウトプットの部分として海外のテレビ局にも動画を売るということも目指すためにはサイトの多言語化を目指すというところでしょうか。
もちろん、多言語化することにより、海外からの投稿も受付るのはいうまでもなし。
日本から世界に通じるネットサービス、出て欲しいなぁ。
動画共有サイトは、結局のところ「量」で攻めるのか「質」で攻めるのかと2軸で考えるもので、YouTubeはとにかく前者で攻める戦略を採っている。
これに対し、後発企業はどのように対抗するのかと考えたのがぼくのアイデアで、コンテンツを売りますよという点で「質」を高めつつ、お金になりますよという点でも「量」を攻めるというもので、いいとこどりみたいなものかもしれないけど、悪くもないものだと思う（下図）。


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ちなみに、ワッチミー！TVを売るという戦略をグループ内で話したけれども、YouTubeの勉強会でも取り上げられたということであまり受けなかった…。
ざっと、こんな感じの戦略を用意していったのだけれども、いかんせん、頭痛がひどく言いたいことを上手に言うことができなかったし、勉強会の後に開催された懇親会には参加せずに帰宅したのは少々残念だった。
でも、勉強会に参加するということでまったく知らない企業・業種のことを勉強したというインプットの部分とそれを活かしたディスカッションに参加したというのは非常に意義があって、同じような勉強会があったらまた参加したいな。