2007年問題は新たな父子関係を見直すきっかけ

ぼくが独立をしてから1年と半年程度が経った。
父はというと、ぼくが独立するよりも1年ほど早く独立を果たし、一人で仕事をしている。
そんな父は団塊の世代に当たり、一般企業で働いていたのなら今年をもって定年退職を迎える年齢だ。
互いに独立をし、完全に個人の裁量で仕事をしている者同士、平日の昼食を一緒にとる機会が多い(当然?父のオゴリ)。
仕事のネタなど以前に比べて話す機会が大幅に増えたことは言うまでもない。
こうしたぼくの経験を通じ、これからはこんな流れがクルんじゃないだろか?と勝手に想像してみた。
すなわち、引退しセカンドキャリアを築く団塊世代と独立志向が強い息子・娘たちの関係の強化もしくは改善がトリガーとなったもの。
団塊世代は高度成長期時代の日本経済を支え、子供と過ごす時間をあまり持っていなかった人が多いはず(ぼくの家庭はほぼ母子家庭状態だった)。
彼らにはようやく時間の余裕ができ、また共通の話題が生まれるようになりようやく本来の父子の関係というものが築けるようになるのだ。
これからは、「父&息子」や「父&娘」という括りのビジネスは視点として面白いかも。
親子で始めるSOHOオフィスとか、税理士や弁護士などの「士」たちが父と子供が別々で仕事をしていても一緒に契約したら家族割引を適用するなど。
パイは決して大きくないけど、団塊の世代の多くは働く必要もあることだし、何らかの形を提供するとそれなりのヒットはいきそうな気もしないでもない。

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