一人の「師匠」に長く師事するなかれ

日曜日、妹のピアノの発表会に行ってきた。
妹のピアノ演奏を聴くのは久しぶり。
ぼくが聴いたのは妹が演奏する前後の合計10人ほど。
10人ほど聴いてわかったこと。
みんな、演奏のスタイルがほぼ同じ。
先生の好みもあるのか演奏する曲調まで同じ感じ。
(※こう言っちゃなんだけど、今でこそピアノの演奏はまったくできないものの、音大でピアノを専攻した妹も認める腕前をかつてはぼくも持っていたし、音を聞き分けたりする力は衰えていないと自負)
だから、演奏会を聴いていても面白くない。
演奏テクニックの高い人には見えない天井があって、現状以上の向上は見られない印象すら抱いてしまった(生意気でスミマセン!)。
このようなケース、ビジネスシーンでもあるのではないだろうか。
一つの会社、部署で同じ上司に仕えてずっと仕事をしていると仕事のスタイルが固まってしまうということ。
問題解決の視点も固まってしまうことだってあるかもしれない。
最近のビジネスシーンで個人的にホットなキーワードだなぁと思っているのが「地頭力」と「メンター」。
タイトルにある「師匠」とはビジネスシーンでいうところの「メンター」に相当するもの。
そもそも優れた「メンター」自体が少ないと嘆かれているビジネスシーンだけど、幸いにも優れた「メンター」に出会えても一定期間が経ったら自ら「メンター」の元を飛び出し新たな「メンター」を見つけてみると、妹のピアノの話ではないけれどもさらなるスキルアップが望めるのかも。

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