世界中が「安くていいものが好き♪」へ

昔、マツモトキヨシのTVCMで「安くていいものが好き♪」という歌がバックで流れてた。
その通り!
消費者みんなの気持ちをきちんと表している歌だと思う。
最近の市場を見ていると、この歌の通りになっているなぁということをさらに実感。
それが、マクドナルドとスターバックスの競争。
その前に、安い(価格)といいもの(品質・満足度)の関係を図で整理してみたのでドーゾ。
価格と品質・満足度の関係
「A」「B」「C」のカテゴリーについては納得してもらえると思う。
そして、なにも特徴を書いていない「D」のカテゴリー。
これこそが、みんなの大好きな「安くていいもの」。
そして、このカテゴリーに一気に参入してきてスターバックスを脅かしているのがマクドナルドのプレミアムコーヒー(昔のマクドナルドのコーヒーは「安かろう悪かろう」)。
味の評価もスターバックスにも劣らず、なおかつ価格は1杯100円という安さ。
缶コーヒーよりも安いという驚きの価格。
品質・満足度を決定する要因は「店の雰囲気」とかもあるとの指摘もあるだろうけど、今回はあくまでも「味」に限定して話を進めてみる。
では、かつての「安かろう悪かろう」から価格を据え置き(100円)にして消費者が大好きな「安くていいもの」カテゴリーでの勝負をマクドナルドに挑まれたスターバックスはどう対処すべきか?
採りうる道は2つに1つ。
スターバックスの道
「値下げ」かさらなる「高品質化」。
スターバックスは去年だったか値上げするなど、値下げとは相容れない道を常に驀進中。
ということは、マクドナルドには追いつけない「高品質化」という道なんだけど、味に関しても某調査ではマクドナルドが勝っている結果が出るなどその優位性はどこに見出せるのか不明。
味以外に評価されてきた店の雰囲気もスターバックスが自滅気味(椅子の間隔が狭い、落ち着かないなど)な一方、マクドナルドは電源を用意するなど以前に比べて内装に意識しているなど差が縮まっている。
スターバックスの勝負する土俵はいずこへ?
そして、「安くていいものが好き」な消費者の以降に答えるための打ち手はいかに?

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