ネーミングライツスポンサーの募集への一口アドバイス

先日、とあるところからネーミングライツスポンサー募集に関するヒアリングを受けた。
そのときの質問項目がネーミングライツビジネスに携わる人へのアドバイスとして活用できそうと考え、簡単に質問と回答を紹介。
ヒアリングは1時間ほどで、ここではほんの一部だけを紹介しようと思う(ただし、施設それぞれの性質・状態などがあるので、回答は一般的な内容に改変しているのであしからず)。
1.ネーミングライツについての近々のスポンサー企業の関心動向は?
広告・宣伝関連業務への投資が抑えられている状況で、ネーミングライツに対しても関心が高いとはいえない。
ネーミングライツがどのようなものかを理解している企業は決して多くなく、一方で知っている企業はというと過去に起こった不祥事の情報などまで把握しているなど、理解度はバラバラ。
概して懐疑的なため、ネーミングライツを導入することによるメリットをきちんと説明するなどの努力が必要。
2.一般論としてスポンサー企業の窓口はどこか?
広報もしくは広告関連部署へファーストコンタクトを採るべき。
経営企画などに話を持っていくと話が通じる場合もある。
3.スポンサーとして期待される業界は?
施設が競技場なのか道なのか森なのかなど性質によって異なる。
施設とスポンサー企業に地縁(本社、工場などがあるなど)があるかという点もターゲット選定では有効。
4.関心がありそうな(期待されそうな)企業は?
質問3と回答は重複するので割愛。
ネーミングライツという仕組みがスポンサーにとってどのようなメリットがあるのかを検討段階から考え抜くことで、どのような業界・企業が関心を持ってくれそうかはおそらく浮かんでくるはず。
導入を検討している施設運営関連者は、なによりもこの部分に十分すぎるくらいの時間と労力を使ってみてはいかがでしょうか。
オマケ:
国内ネーミングライツマップでは、国内のネーミングライツが導入された競技場・ホールなどを紹介。
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