嗚呼、歌舞伎町のバッティングセンター

昨日、新宿に行ったのでせっかくだから歌舞伎町にあるバッティングセンターに行ってきた。
学生時代には何度か行ったものの、ここ数年はずいぶんとご無沙汰するようになった(もっとも、新宿・歌舞伎町に行くことすら随分と減ってしまった)。
さて、平日の夕方という微妙な時間に足を運んだからなのか、バッティングをしている人は誰もいなかった。
ぼくが学生時代のころのことを思えば嘘のような光景(当時は、すべてのレーンが埋まっていたのだから)だ!
したがってボールを打ち返す金属音が場内に響きわたることはないし、たとえぼくがバッターボックスに立ってもいい当たりが出ないものだから、場内に気持ちのよい金属音が鳴り響くことはついになかった。
なお、バッティングセンターでもっとも気になったのが、球速が遅いレーンが増えたこと。
140kmはおろか、130kmのレーンすらない。
最速で125kmというのはいくらなんでも遅すぎだろう。
かつては140kmのレーンもあったはずなのに。
きっと、野球人口が減ったせいもあって、140kmに挑戦できる若者も減っているのだろう。
140kmのレーンを遊ばせておくなら、もっと急速の手ごろなレーンを増やすというのは経営者の選択としては当然だが、なんとも残念で仕方ない。
さらにいうと、センター内に併設しているゲームセンターも閑散としていて、バッティングセンターの経営は大丈夫?と変な心配を背に、快音残せぬまま帰路についた(確か、最近のゲームセンターは若者より年長者をターゲットにしているという記事を見かけた記憶アリ。だとすると、バッティングの球速もさらに低速化(年長者がするならだけど)?)。
バッティングセンターの周り、そして歌舞伎町そのものが東京都の取り締まりによって活気が奪われたのでは?というほどの死んだような生ぬるい空気が包み込んでいた。
ところで、バッティングセンターって儲かるのだろうか?
ニッシンエスピーエムのHPによると平均的なバッティングマシンの値段は50-100万円くらいで、だいたい1センターあたり10台導入するとすれば、500-1,000万円くらいは支出する。
さらに当然土地代や、センターの設備費なども相当の金額がかかるだろうし(場所によって差アリ)、当然人件費だってかかる。
そう考えると、初期投資を回収して、日々運営していくのは昨日のような状況だと結構しんどいのでは?と思わずにはいられない。
「そこを調べるのがオマエの仕事だろ?!」と言われれば、「まぁ、そうですが・・・」という感じでもあるけれど、なんとも尻切れトンボな感じで疑問だけ残して終わりにしておく。
たまに、バッティングセンターで白球に力をぶつけるのもいいですぞ(野球が苦手な人は空振りばかりでストレスがさらに溜まるかもしれませんが)。
バッティングセンター行くならバッセンナビ

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