『デザイナーとして起業した(い)君へ。成功するためのアドバイス』

デザイナーというポジションというか響きに憧れるぼくが、ずっと気になっていた本。
ようやく読んだ。

デザイナー向けに書かれているものの、内容によってはその他の仕事に携わるフリーランサーにも応用できるので、これから独立する人も、既に独立しているもののナニかを変えたい人などはぜひ手にとってみて良い1冊。
例えば、ドメインの名称(実はぼくはこのブログのドメインを何にするかで1ヶ月悩んだ)、ネットでの知名度の高め方、クライアントへの対処方法など、フリーランスを実際に経験したぼくの立場として、独立を計画している人には読んでおいてもらいたい。

さて、本書の最後の方に、ロンドンを拠点とするデザイン事務所の経営に携わっていたマイク・デンプシーの12のアドバイスはシンプルながらも大変貴重だ。
全部紹介してしまうと、本を手に取らないかもしれないので、5つだけぼくがピックアップしておく。

1.親友と一緒に事業を始めてはならない
⇒ここは判断の分かれるところ。ビジネスが上手く行けば問題は起きないかといえばそういうわけでもなさそう(分前をどうするかなど)なので慎重になりたい。

2.スタッフを増やし過ぎないように気をつける
⇒組織はコントロールできる規模にしておきたい。ぼくはせいぜい10-20人規模の組織が心地よい。

3.スタッフは慎重に選ぶ
⇒一緒に食事をして楽しいか、仕事に取り組む姿勢はどうか、単なるイエスマンでないかなど、評価ポイントは明確にしておきたい。

4.毎晩遅くまで仕事をする悪癖に陥らないこと
⇒万全な体調があっての頭脳。

5.今就いている仕事が好きでないなら、辞めること
⇒そらそうでしょ。なんのために独立したのかさっぱりわからない。

デザイナーとして起業した(い)君へ。成功するためのアドバイス - Work for Money, Design for Love
David Airey
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