『ウォール街の「超」大富豪に学ぶ非常識なほどお金を稼ぐ人の法則』

ひところ、バラエティで大活躍していた国際弁護士・湯浅卓が2004年に書いた作品。

この本が出たころだったどうか、彼がバラエティで大活躍していたのは?
そして、テレビでめっきり目にしなくなった彼は今、何をしているのだろうか。

さて、彼の本を手にとったきっかけは、彼が最近出版した本(ウォール街が教えたくない日本大逆転のチャンス)が本屋で平積みされているのを目にし、新作を読む前に古い本を読んでおきたいと思ったから。

バラエティの彼同様、残念ながら本の中身はさほど面白くなかった。
彼の話に出てくるウォール街が平民のぼくには遠く、現実と大げさに盛りつけられた虚構のどちらなのかが判断つかないから。
バラエティの彼のイメージで読んでしまうからこそ、残念だった。

とはいえ、中には傾聴に値する金言がばらまかれていることは確か。
たとえば、「世の中に自慢ということばはない。自慢と思って自慢したら自信のなさの証拠にすぎない」、
「知識をひけらかすのは、無知である」など、はっとさせられるものも。

さて、彼の新作はどんなものだろうか。
楽しみだ。

非常識なほどお金を稼ぐ人の法則―ウォール街の「超」大富豪に学ぶ
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