左利きはやはり不便

少し前の話(まったく忙しいわけじゃないのに、帰宅してすぐに寝てしまったりダラダラしてしまったり)。

仲間と寿司を食べに行った。
男3人がカウンターで横一列に並んで。

そういえば、寿司をカウンターで食べるなんて何時ぶりなんだろう。
チビちゃんが我が家にやってくる前だったからかれこれ数年ぶり(確か、京王百貨店のグルメフェアにやってきたおけいすしが最後)のはず。

値段以上の満足を得られ、調子に乗って男3人で二次会と称してホテルオークラのオーキッドバーにまで身の程知らずに行ってしまった(オークラは本館が建て替えられてしまうのでお早めに!)。

さて、本題。

男3人で横並びに座ってぼくは一番右端に座った。
普段の食事ではどの席に座るかを異様に気にするくせに、カウンターという慣れない環境だったからか無意識に席についたのが悪かった。
左利き(ぎっちょ)のぼくにとって、一番右に座ると仲間と話しながらお寿司を堪能しようとすると体を必要以上にねじらなければならない。
右利きの人が一番左に座ってもそれほどストレスは感じないだろうけど(普段からそんなケースは往々にしてあるから)、普段からぎっちょとして心地よいスペースを求めている身としては不覚だ。

諸説によると、ぎっちょは右利きに比べて短命らしい。
右利きに合わせて作られた世の中の仕組み(例えば、自動改札とか、自動販売機)がぎっちょにストレスを与えているとか言われている。
確かにストレスを感じる。
ぼくは吃りがち(だから人前で話す仕事は極力避けたい(にもかかわらずコンサルタントをやってたのは自分としても妙だ))で、これはぎっちょを無理に右利きに矯正したことから生まれるとの話もある(ぼくは食事以外は右に矯正されている)。

left

ぎっちょというか利き腕の話でちょっとしたうんちく。
侍が横を向いて寝るとき、利き腕を下にするようにとしつけられていたそうな。
利き腕が下であれば、切りつけられたとしても利き腕で反撃ができるかららしい。
とはいえ、利き腕を下にして寝るということはぎっちょにとってはすこぶる悪い。
というのも左に寄っている心臓へ重みの負担がかかる、食道〜胃の構造から逆流性食道炎に陥りやすいなど身体的な負担が生じるから。

ぎっちょが短命なのはストレスもさりながら、実は横になる時の姿勢にあるのが最大の要因なのではというのがこのところのぼくの勝手な考えだ。
周りでぎっちょの人に普段の寝相について聞いてみたい。
「なぁ、普段、左を下にして寝てる?」って。

寝相と寿命の関係についての研究なんてないんだろうか。
「寝る」というのは生きていく上ですごく大切な行為なのですごく気になる。

いやはや、ぎっちょは今日も不便だ。

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