陽気なパレスチナのタクシードライバー(10/18)

宿の朝食を食べる(宿代に含まれている)。
パン、サラダ。
サラダがあるとは予想していなかったので嬉しい。

アラブバス乗り場まで歩き、バスに乗ってベツレヘムへ。
バスはすごいスピードで進む。
空港からの乗り合いタクシーのドライバーといい、イスラエル人はスピード狂?

アラブバスの中
arab bus

しばらくバスに揺られると住宅地を抜け砂漠へ。
車窓からは高い壁が連なっている様子が。
この壁がイスラエルとパレスチナを隔てている壁かと気付き、カメラに収める。

イスラエルとパレスチナを隔てる壁
wall

パレスチナエリアをバスはこれまた凄いスピードで進む。
アップダウンが激しく、下り坂でもアクセルを踏むというアグレッシブな運転。

バスを降りて、ガイドやタクシー運転手が寄ってくる。
観光客はぼくだけなのですごい勢いで集まってくる。
自力で散策しようと思うも、坂が激しい、土地勘がないなどからタクシーをチャーター。
バス乗り場まで連れて戻るということでILS100。

タクシーに乗り、パレスチナとイスラエルを隔てる壁のある難民キャンプへ。
運転手の名はシュネル。
話によると、パレスチナの水道料金の7割はイスラエル、3割がパレスチナのもので不平等(パレスチナの貢献具合によって不平等かは不明)、
パレスチナがイスラエルの言うことを聞かなかったときは、90日も断水させられた、
パレスチナ難民は600万人あまりもいるなど。
壁は2004年に造られ、高さ12メートル。

壁、壁、壁
wall

wall

wall

wall

バンクシーを見に行く。
実はバンクシーとは何なのか、見学を終えてからわかった。

ヘロドイスまで遠出。
タクシーを待たせて丘を登る。
見晴らしはよく、遠くまで見えるもののあいにく死海までは見えなかった。
砂漠というだけあって荒涼としている。
遺跡の見学はしなかった。
道を走っていると、
パレスチナとイスラエルの車ではナンバープレートの色が異なることを教わる。
 パレスチナ:白・緑
 イスラエル:黄色

ぼくは母方の実家が寺をやっているにもかかわらず、宗教には無関心だ。
どちらかというと母親を通じて押し付けられた宗教的なしつけによって、
宗教に対しては距離を取りたい立場。
でも、シュネルとの宗教に関する話は面白かった。
彼は生まれ変わりを信じているようで、
しかもぼくと彼は来生も同じ時間を生きると信じているらしい。
「来生でもよろしく〜」と心の中でつぶやいておく。

タクシーに乗って街の中心へ。
途中、仙人のような老人を相乗りさせる。
どうやら、イスラムの教えとして年長者を大切にしないとというのかららしい。
ま、ぼくは同乗しても特に困るわけでないし、日本人の印象がこれでさらに良くなるのであればちょっとした貢献って感じか。
彼と一緒に撮りたかったけど、老人にそんなお願いするのは失礼かなと思いグッとガマン。

生誕教会を見学。
教会って施設はどこも大して興味がないものの、観光スポットで一応抑えておかなきゃというどうにもセコい気持ちでいつも足を運び、
特に対して何も見ずに出てくるのがいつものパターン。
シュネルにも「お前はクリスチャンでもないのになんで教会に行くんだ?」と言われる始末。
パティオで休憩。
なんだかアルハンブラっぽい雰囲気。

シュネルと合流し、向かいのモスクの中にも入れてもらう。
多くのイスラム教徒の足の匂いが玄関を包んでいる。
お祈りが終わって多くがダラダラしてる。

モスクの傍には、おそらくバッチモンのスターバックスが。

ベツレヘムのスターバックス
starbucks

バス乗り場まで送ってもらう。
シュネルが撮ろう撮ろうと言うので一緒にセルフィーを撮る。

シュネルとのセルフィー

バスでエルサレムへ戻る。
ぼくの隣の席が壊れていて、隣に座った娘がちょっと困ってた(バスは満席で他に席なし)。

エルサレムへ戻るのに途中で検問(イスラエルからパレスチナへ入るのはノーチェックだけど逆だけチェックが入る)。
全員バスから降りてパスポートチェック。
特に緊張感なくあっさりパス。

ショッピングセンターの前で降りる。
ショッピングセンターは活気がいっぱいで、昨日の静かさは嘘のよう。

食費セーブのためにアラブ人街を散策するもめぼしい店見つからず。
ロスチャイルド美術館まで行って写真だけ撮って引き戻す。

旧市街の中をぶらつく。
昨日に続き、なんとなく嘆きの壁へ。

今日は人出が多く、
せっかくなので写真を観光客に撮ってもらった。

嘆きの壁の前でパシャリ

昨日とは別の食堂で遅い昼食。
シュワルマ食べる。
鶏肉が妙にパサパサしてた。
なんとなく旧市街をあてもなくブラブラ。

シュワルマ
shwarma

お金を旧市街でおろす。
以前と異なり、T/Cを持ち歩くわけでなく、クレジットカードで即時下ろせるのが便利!

宿へ戻って後はダラダラ。

その他:インターネット事情

今回、久々のバックパッカーとしての旅を楽しんで、
10年以上前のとの大きな変化にいくつか気づいた。
中でも、ガイドブックの地図にインターネットカフェの案内がないこと(ガラケーユーザーのままだったら結構危なかった)、
宿でも昔みたいに旅人同士で情報交換したりするわけでなく、
各人が持ち込んだノートブックやスマートフォンの画面とにらめっこしていること。
みんなでポップコーンを食べながら映画を見たり、
ボードゲームをした昔が少し懐かしい。

海外ローミングしてすごい高い金額を取られないよう、
かならずwifiのある宿に泊まり、
wifi経由でアクセスするように注意すべし!

欧米も非婚化?

ドミに家族で泊まることに抵抗を持つのは日本人だけ?と思わせるほど、
海外の人は家族でもドミに泊まっている。
ぼくのルームメイトは台湾人の3人家族。
両親と年頃の女性(30代?)。

実は旅先で、年頃の女性を含んだ家族を多く見かけた。
日本でも年頃の女性が家族と一緒に休日買い物したりシている光景を目にするけど、
これって日本だけの現象じゃないのね、と気付かされた。
親からすると、中途半端なところに嫁に出すくらいなら一緒に過ごしたいという感じ?

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