特に何か大きなきっかけがあってというわけではないけど、今の仕事がモバイルペイメントにも少なからず関わっていること、大して長い休暇を取らなくても行けそうなところということで11月の後半に深セン・香港へ行くことにした。
バックパッカーとしてそこそこの数の場所に足を運んできた僕だけど、実は香港には実は足を運んだことがない。
幼少の頃、シンガポールに住んでいて、当時、日本へ一時帰国する際には安いという評判から香港を本拠地とするキャセイ航空が人気だった。
だから、香港は存在としては近かったものの、一時帰国する機会そのものがあまりなかったことから、香港に立ち寄ることがそもそもなかった。
また、中国、韓国のような近隣の国には年を取ってから行けばよく、若くて体力のある時は飛行機をたくさん乗り継いでしかたどり着けないような場所に行った方が良いと考えていることも足がこれまでむかなかった理由だ。
でも、40を過ぎた僕だって体力の衰えを実感している上、中国の変化は今こそ感じておかなければという意識もあり、近隣の深セン・香港へ行こうと考えた。
正直なところ、僕はこれまで中国を下に見ていた。
シンガポールに住み、彼らのどこか日本人とは異なる価値観に触れたことも影響しているかもしれない。
けれども、海外のビジネスメディアに触れていると、中国を下に見ていると、近い将来痛い目に遭うのではという危機感がこのところ湧いてきた。
日本で第一線で活躍しているビジネスマンであれば、「そんなの当然だ」という声が上がってくるだろうが、第一線でもなく海外に出張することもない一般的なサラリーマンであれば、これまでの僕と同じような感覚を持っているだろう。
コンビニのバイトをするのが中国人だという極端な理解をしている人だって多いだろう。
去年はイノベーションというネタではホットなイスラエルへ行った。
そして、今年は深センへ行く。
深センはハードウェアのシリコンバレーというほどの世界的地位を築いている街で、超高層ビルが立ち並び、世界的な企業も多く輩出している。
日本で知られている企業だと、Huawei(スマートフォンをはじめとした通信機器)、Tencent(wechatが有名)、DJI(ドローン世界シェアNo1)、BYD(自動車メーカー)とか。
なんらかの「フンイキ」を掴んで来られたらと思う。
いつものように、旅行の計画は全く立てていない。
宿もまだ決めていない。
今回はAirBnBを使ってみようかとか、勝手な妄想モードに早くも入っている。
旅行は行ってからはもちろん、行く前の妄想こそが楽しいわけで、すでに頭の中は旅モード。
とりあえず、予習として観た、Wired(UK)の深センに関するドキュメンタリーを共有。
旅行に出るまでの予習をしようと思うので、何か予習したら共有するつもりなのでお楽しみに。