ドイツワールドカップがすぐそこまで迫っている。
ジーコの選択した戦力を見て「なんだかなぁ」と阿藤快みたいに言って興味を失いそうだったぼくだけど、やはりキックオフのホイッスルが迫るにつれてボルテージは否が応でも上がってきた。
【Football Business】というカテゴリを立ち上げて、サッカーとビジネスのつながりを何回かにわけて連載しようかと計画していたら、書こうとしていた内容のほとんどを日経新聞が先週に連載してしまったわけで、「今さら」という気分が溢れてる。
ところで、ワールドカップが開催されるドイツという国、この国は優良企業が多いことでも有名。
自動車メーカーは特に有名でメルセデス、BMW、VW、Opelなど、スポーツメーカーではadidas、Puma、メディア企業だとBertersmann(BMGの親会社)、ERPパッケージならSAPなどと実に多い。
日本に進出している外資系企業の中ではアメリカについで2番目に多いというほど、ドイツ企業はぼくらの生活と時として密接にかかわっている。
そして、ここにもドイツ企業が。
ぼくはてっきるフランス企業と思っていた下着で有名なトリンプ。
TVCMの色のタッチとかがやわらかくて、フランス企業とずっと思っていた。
ドイツというイメージはこの企業にとっては時としてよくないと考えてアピールしていないのだろうか、本当にドイツらしさというのは感じられない。
さて、トリンプ、ただいま日本では業界2位とのことで1位のワコールを追いつくべく「天使のブラ」を売り出したりといろいろ取り組んでいる模様。
ただ、妻からいうとどうもトリンプの下着は付け心地がイマイチなのだとか。
ペチャパイの人がどうやって見せるかとかという視点が多く、身に着けていて疲れないという視点がどうもワコールには追いつけていないという女性ならではの指摘があった。
そういえば、金曜日の「タモリ倶楽部」の特集はヘルメット。
番組で「ヘルメットは8時間も続けてかぶり続けるものであり、だからこそ疲れを軽減するために少しでも軽くてなおかつ頑丈なものがいい」というコメントがあった気がする。
このコメント、女性の下着にも当てはまるのでは?
1日の長い間身に着けている下着を「見せるもの(=寄せて上げる)」「体を守るもの」「体型を補正するもの」とどのように捉えるかという超基本的視点に振り返ったらどうだろうかとふと思ってみた。
日本人の体型の変化に合わせて、「見せる(=寄せて上げる)」というニーズも薄れていくと思うのはぼくだけだろうか。