日本のプロ野球はサッカー界のブラジル?

井川との交渉権をヤンキースが約30億円で落札。
松坂や岩村を含め、約100億円ものお金が動くわけで、プロ野球もサッカーに劣らずグローバルな意味で大きなビジネスとなりつつある。
ただ、いったい日本のプロ野球は今後どうなっていくのかという点については多くの人が関心を持つ課題であるわけで、どちらかというとサッカーが好きなぼくも気にせずにはいられない。
そこで、サッカーと比較しながら、日本のプロ野球が世界の中でどのようなポジションなのかについて勝手に考えてみた。
端的に言うなら、最近の日本のプロ野球はサッカー界におけるブラジルのような状況に陥りつつあるように感じてならない。
選手を高い移籍金(プロ野球ではポスティングにおける交渉権)で売り飛ばして経営を図るブラジルのサッカークラブの構造に似て来ているのでは?とも思わずにはいられない。
リーグとしては弱くとも、ナショナルチームとなると強豪だという点でも共通している。
それにペルー、ウルグアイなど近隣諸国から選手が流入し、さらにヨーロッパへ移籍するという仕組みは(たとえば、アルゼンチンのテベスはブラジルのコリンチャンズに移籍、さらにプレミアリーグのウェストハムに移籍)、韓国や台湾の選手が日本のプロ野球を経由しメジャーを目指すというものと似ている(ジャイアンツのイ・スンヨプもこの仕組みを狙っている)。
日本のプロ野球は今後、メジャーの人材供給基地としての位置づけを担っていくのか、それとも独自の戦略をきちんと立てて、バリバリのメジャーリーガーが望んでやってくるようなリーグ作りに取り組むのか大きなターニングポイントにあることは確か。
アジアリーグの開催などと言っていては、サッカーでのコパ・アメリカのような状態になってしまうかも?
もっと、抜本的で斬新な改革が必要なのかもしれない。
まずは、よくも悪くも強くてエピソードに事欠かないジャイアンツ作りと言ったところ?
プロ野球をどうするかについては時を改めて。

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