Jリーグ各チームのチケット売上状況

先日行こうか行くまいか迷ったJリーグの試合。
色々迷った結果、結局は足を運ばなかった。
このところタダ券が出回っているという話が多いJリーグ。
果たして実際はどうなのかをJリーグの公表資料から調べてみた。
ちなみに、チームの経営状態を示すデータの最新版が2005年のものなので、当時のJ1のチ
ーム(セレッソ大阪など)も対象に。
J-league
Jリーグの試合のチケット単価(一番安い自由席)が大人の自由席で2500円、子供で1500円くらいとすると(人気チーム浦和レッズはこれらよりも安い)、多くのチームでは何らかのチケットがタダとは言えなくとも安い値段で出回っていることがなんとなく理解できる。
バックスタンド席のチケット代を加味するなら、グラフに示されている値段は随分と安い!といいたくなってしまう。
大分に限っては1人あたりチケット収入が900円くらいしかあげられていない。
子供単価よりも安い!
次の図は、年間観客動員数と1人あたりチケット単価をプロットしたもの。
J-league
浦和の成功がこの図から容易に見えてくる。
さすが。
新潟は観客動員数が多いものの、タダ券を配って観客動員数を増やすという取り組みを強化したためにチケット単価は残念ながら高くはない。
図から、どのチームがどの方向(観客動員↑ or チケット単価↑)を目指すべきかが感覚的にわかると思う。
興行の基本収入と言えるチケット売上。
そろそろマジで取り組んでもよいのでは。

4件のコメント

  1. では、各クラブはチケット価格を最低いくらまで高めるのが理想なのでしょうか?
    出来ればその理由もお願いいたします。

  2. a r a iさん、コメントありがとうございます。
    「最低いくらまで高めるか」という観点も大切ですが、どちらかというとタダ券をばら撒くという不公平感をなくすことがまず真剣に取り組むべき課題なのではと考えています。
    ダイレクトな回答でなくてスミマセン。

  3. おーす! 久しぶりにブログを見ているので、今更なコメントをします。 J リーグのチケット代は内容の割りには高い。 まず、何が物足りないかっていうと、 臨場感が無さ過ぎ。 無料にするのはどうかと思うけど、満員御礼にできないチームは割り引いてでも集客に力をいれるべき。 それはプレーの質やエンタテイメント性の両方を考慮して、将来子供がプロサッカー選手になりたいと思える環境作りをするという事。 チケット代は、サッカー好きの私でも大人2000円以上は高いと感じる。 
    先日のClub World Cupをスタジアムで見ていて思ったけど、空いてる席が沢山あるんだったら、 客いれて盛り上げてもらって、別途飲食で消費してもらった方が日本経済にとっても良いと思うんだけどね。なんで目先の事にしか目が行かないかが分からない。  

  4. コメントありがとう。
    MLS(アメリカのサッカーリーグ)では、スタジアムが満員に見えるようにあえて巨大なスタジアムを作らないようにしているのだとか。
    Jリーグのスタジアムも巨大化信仰は捨てるべきだし、Tommyがいうようにチケットだけでなく飲食やグッズなどでの収益を挙げるための努力(チームとスタジアムの交渉が必要)が必要だろうな。
    でも、やっぱりチームとしてはチケット単価の下落はサポーターからは「所詮その程度」という評価しか得られておらず、一度タダでオイシイ想いをした人が金を払って観に来たいと思うようになるには相当な努力が必要なわけで安易な値下げ・タダ券ばら撒きには賛成できない。

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