2007年、ぼくが読んだ本は合計77冊。
遅読を自認するぼくとしてはかなり上出来。
77冊を振り返ってみると、仕事柄ビジネス関連のものがおおいものの、アートやスポーツ関連のものもそれなりに読んだんだなぁと感慨深くなってみたり。
せっかく77冊も読んだので、トップ5を紹介してみよう。
ただし、今年発売された本以外のものもランクインしているのであしからず。
No.5
『フラット化する世界(上)』
『フラット化する世界(下)』
いわずと知れた世界的ベストセラー。
先進国の仕事が途上国のハイスキルな人たちに奪われていく今後、ぼくたちはどのように世界の中で生き延びていくのかを改めて考えさせてくれる本。
この作品を読んで何も感じない人は相当「鈍感力」の強い人?
No.4
『デザインのデザイン』
ぼくの関心がデザインをもカバーしつつある今日、基本的なデザインに対する考えを一流デザイナーである原さんの考えから学ぶことができる作品。
デザインに優れてプレミアム製品を生み出す土壌が整っているドイツ、イタリア、そして日本に共通しているのは?
この問いの回答は作品の中をぜひ読んで確認して!
No.3
『負けない交渉術―アメリカで百戦錬磨の日本人弁護士が教える』
ビジネスの世界のみならず、日々の生活の中でも何かと求められる交渉力。
さまざまな人種が集まり、高度(?)訴訟社会と言えるアメリカで弁護士として経験した内容を通じ、交渉のテクニックを披露している。
時として金よりも時間を重んじるべきなど、学ぶべきことは豊富。
裁判員制度も導入される近い将来に向け、交渉のテクニックをこの作品で身に着けておくのはいかが?
No.2
『サッカー株式会社』
サッカー好きな人にとってはトリビア的なものと位置づけられるだろう作品。
中村俊輔が所属するグラスゴー・セルティックスのユニフォームがどうしてグリーンと白のボーダーなのかなど、サッカーファンとしては思わずニヤリとしてしまう豆知識が豊富。
サッカーとゲイなど巷のサッカー本では触れられないトピックもあるのがまた目新しい。
作者が若く、こんなに若いのによく調べ上げたなと感心してしまうこともぼくが推薦したい理由なので、サッカーファンとしてはぜひ。
No.1
『戦争の経済学』
栄えあるNo.1に輝いたのは、戦争の経済学。
いまだに世界各地で消えない戦火。
戦火を消そうとしているのか戦火に油を注ごうとしているのかわからないアメリカ軍であるが、もし彼らが経済的な利益を求めて戦火に飛び込んでいるのであればかつての世界大戦ほどの利益は見込めないといった内容を、経済データや経済学のフレームを活用してわかりやすく説明している。
ぼくが大学生だったとき、このような具体的な経済活動を元に経済学を学習することができるテキストがあったのなら、苦戦せずに済んだのに…。
「戦争はけしからん!」とか感情的になりそうなとき、この本を読んだ知識を活用して「かくかくしかじかなんで戦争してもねぇ」みたいな議論をすると「おぉ~」と声が挙がるかもしれませんよ?!
2007年のぼくの読書ライフを振り返ってみる
JUGEMテーマ:読書