40歳になったぼくが30代ビジネスマンに伝えておきたい30代にしておきたいこと

先日。30歳になったばかりの同僚に、「30代にしておくといいことってなんすかねぇ」と聞かれた。

突然の質問だったので大して気の利いたことは言えず、勢いで「放浪の旅」と言ってしまった。
質問をした本人が予想外の回答を受けたもんだからか大して話が発展しなかった。

で、自分の30代を振り返り、改めて頭を整理してみた。

ぼくの30代は、29歳でサラリーマンという身分から外れフリーランスになったものの、37歳のときに「このまま続けても考えがワンパターンになっちゃいそうなんでリーマンに戻るか、子供も産まれたことだし」ということでサラリーマンにもどって今に至るという流れだ、大まかにいうと。

こんな10年を振り返って30代に僭越ながらもアドバイスを送るなら次の3つ。

1.組織に頼らないで生きていける自信を持つ
「低空飛行」ながらも、なんとかぼくはフリーランスとしての生活を数年続けることができた。
ラッキーなことに、「自分の名前で仕事が取りたい」という目標を達成し、メディアにも登場することができた。
メディアに登場することで売上が大きくあがったわけでないものの、
自分の中では成功体験として積み上げることができた。
なんとなくだが、何をどのようにすれば成功し、これをしているようでは一人で生きていくことは難しいというポイントを早い段階で掴むことができた。
この経験がなく、勤務先から「明日から来ないでいいよ!」と言われたと思うと、少々ぞっとしてしまう。
別に敢えて独立しなくても、副業をこっそりやったり、身近にいる独立経験者に話を聞いてみるだけでも、見えてくる風景は違うはず。
年金支給年齢がいつになるのか、勤務先が未来永劫雇用を保証してくれるのか不透明なことが多いご時世だからこそ、一人で生きていけるという自信を早く掴みたい。
そうすれば、勤務先にいいように扱われることなく、自分が生きたい姿を描けるだろう。

2.やりたいことは先に済ませる
例えば、フライ定食を頼んだとしよう。
フライは、エビ、ほたて、あじ、ひとくちカツというラインナップ。
どれから食べる?
以前のぼくだったら、大好物のエビフライはおおとりに残していた。
最後のお楽しみにという感じで。

せっかく最後に残していたエビフライは、冷めてしまった上に衣のサクッと感は失っていることは往々にしてある。
つまり、一番おいしくいただけるタイミングをみすみすと逃し、おいしさが失われたものをむざむざと食べるのは、よく考えてみるとモッタイナイ。

例えが随分ながくなってしまったけど、要は楽しみは先に取っておくなということ。
よく定年したら世界一周旅行したいという声を聞くけど、ぼくからすれば「今すぐやれば?!」という感じ。
定年までに生きているかわからないし、定年の時には世界一周できるお金や体力だってないかもしれない。

30代で亡くなる人がいるという現実を知れば知るほど、やりたいことを先延ばしにすることはモッタイナイこと限りなし。

やりたいことがあるなら、すぐにでもとりかかろう。
将来の自分からすれば、今の自分が最も若いんだから。

3.体力作り!
40歳にもなると体力の低下は著しい。
30代の同僚と同じペースで仕事をするのは流石にセーブしたい。
とはいえ、必要に応じては馬力を見せないといけないときだってあるだろう。
そうしたときにモノをいうのが、体力。
体力がなくて、病気をしてなどを要因にせっかくの人生のチャンスを逃すのは非常に惜しい。

惜しい思いをしないためにも、体力は必要最低限つけておきたい。

どんなに優秀でも、体力的に不安で肝心の時に穴を開ける人材にはなってほしくない。

50歳になった時の自分は、40代のビジネスマンにどんなメッセージを残しているんだろうか。
そもそもぼくに50代はやってくるんだろうか。

やりたいことをいますぐやろう!

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