筑駒中学校の入試問題が秀逸

中学入試を受けた経験はないけど、ぼくは毎年2月にアップされる中学入試問題を紹介するサイトが好きだ。

今年も有名中学12校の入試問題および回答案が掲載されていた。
さすが、有名校なだけあって、なかなかの手応え。

単に手応えがあるだけでなく、問題を解く楽しさ・試験中に出題者との対話が楽しさを与えてくれる良問が多いのも、有名中学入試の特色だ。

その中でもひときわ面白いなぁと思わされたのが、筑波大学附属駒場中学校(通称:筑駒中)の問題。
言わずと知れた進学校で、筑駒高(筑駒中の卒業生の進路先)の卒業生の多くが東大へ進学する(President Onlineの【東京大】開成33年連続トップ!筑駒、灘、麻布…中高一貫校が上位独占によると、東大への進学者は開成についで2番目に多い)。

たとえば、算数。
ボーナス問題とも言える計算問題はなく、のっけからパズルのような問題。
だから、計算力はいらないし、大人だってわざわざ紙に計算式を書いて格闘するわけでも、中学入試で反則とされる方程式を使うわけでもなく解くことができる。

社会だって面白い。
2014年はサッカーワールドカップが開催されたことに絡めての出題。
Jリーグの各チームのホームタウンを絡めた地理問題があるかと思わせれば、社会にもかかわらず割合を計算させるものがあるなど、出題者の趣味が感じさせられながらも、国立の中学校らしく奇異をてらい過ぎていない絶妙なバランスが実に面白い。

なんか頭の体操がしたいなぁと思ったら、中学入試の問題を解いてみるなんてどうだろう。

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