深セン・香港、また来るよ(11/25)

今日は休暇最終日。

往路が夜行便だったのと同じく、復路も夜行便。
チェックアウトした後、どこかで過ごしてから空港に行くというわけだ。

まずは宿の周りを散歩。
香港に来て、名物のパイナップルパンを食べてなかったので、
近所のパン屋で1つだけ買って歩き食い。

パイナップルパン

パイナップルパンだけだは足りないので、きちんとした朝食。
宿のすぐそばにあるお粥屋へ。
魚の白身が入ったお粥を食べる。

魚の白身粥

で、昨日、Sevvaで気持ちよく香港の夜景を堪能しているときに突如やって来た司令(お土産を免税店で調達して欲しい!)に応えるため、
開店と同時にSOGOへ。
SOGOでお目当の品を発見。
日本のとあるオンラインショップに比べて安いのであれば買って来て欲しいとのことだったけど、香港の方が高いので購入見送り(ホッとして胸をなで下ろす)。
店員は世界中でこのモデルは香港のこの店しか置いていないって言ってたけど、日本でも手に入るらしいので「ちょっと他も見てからまた来るわ!」と言って、
店員の名刺だけもらって退散。
土曜日の朝ということもあって、セールでの成果を得るべく香港在住の各家庭を仕切る買い物大臣の皆様方がすごい勢いで想い想いのショップを目指してる。
買い物大臣のパワーは国を問わず本当に凄まじい!

買い物の熱気ムンムンなSOGOの店内

とりあえず、宿に戻ってチェックアウトの手続きをし、飛行機は夜なので荷物だけフロントの横で預かってもらうことにした。

で、再び外出。

特にこれと言ってお目当の場所がないので、宿の前から路面電車に乗って、終点(Kennedy Town)まで行ってみることにした。
金融街を抜け、次第に風景が変わってくるかと思いきや、高層ビルがどこまでも続いて来る。
香港はどこに行こうと高層ビルから逃れられないというのが嫌という程わかった。
Kennedy Townに着いて何か食べようかと彷徨ったもののこれといったものがなかなか見つからず、
幾分彷徨ってたら現地の人で賑わっている食堂があったのでそこへ。

英語のメニューは置いておらず、漢字を頼りに注文。
もちろん、丸テーブルは他の人と相席。
日本人で相席はどこか気まずい感じがするのに、どうして外国だとそれほどの気まずさを感じないんだろうか。
やっぱり話している内容が言語の問題からわからないのが要因なんだろうか。
お目当の焼きそばと腸粉が運ばれて来る。
店のオヤジは言葉の通じない外国人がふらりと入ったことが嬉しかったのか、ご機嫌な印象。
ぺろっと平らげて会計をしようと席を立つと、オヤジは拙い英語で値段を言ってきた。
この何気ない互いにネイティブでない言葉を繰り出してコミュニケーションを生み出そうとする関係というのは、海外旅行で味わえる面白さの一つで、だからこそ僕はツアーにはあまり積極的な姿勢を見せない理由でもある。

腸粉と焼きそば




再び路面電車に乗り込み、来た道を戻る。
途中、Centralで降りた。
エスカレーターを乗り継いで坂を登れるとのことなので、坂の上から香港の街を見下ろそうと思ったんで。
エスカレーターは通勤時間は坂の上に住む人の為に下りで、通勤時間が終われば上りのみ。
エスカレーターをいくつも乗り継ぎ、エスカレーターの終点へ。
さらに坂を登れば動物園にも行けたものの、動物園は家族で来たいという僕のこだわりから見送り。

坂の上からはひたすら歩いて下る。
途中、リラックスできるカフェ、バーがいくつも軒を連ねていたものの、まだまだ街を探索したい気持ちもあってのんびりしなかった。
PMQというデザインに個性のある品物を扱うショップが集まる施設に足を運んだものの、すでに疲れていて見学そこそこにとっとと退散。
カフェでのんびりすれば良いのに、無理するもんだからこんな中途半端な見学になってしまうわけ。

坂の中腹にあった洋服のリサイクル回収ボックス

坂の中腹から見下ろす

香港にもおしゃれ掻き氷屋

で、フェリーに乗って九龍へ。
土曜日ということもあって乗船客が多く、加えて乗船料が平日に比べて少し高かった。
特にどこへ行こうというわけでなく、フェリーを降りてうろうろ。
完全に夜の飛行機に乗るための消化試合の感じだ。
ついさっきは、香港を探索したい気持ちがあってのんびりしなかったくせに。
時間が中途半端に余っているもんだから、映画でも見ようかと思ったものの、
興味のない作品しか上映されていないのでこの案はパス。
そういえば、大学時代の英語教師がすごい映画好きで、
Brad Pitt主演のSevenが日本よりも香港で先に上映され、日本での上映が待ってられないので週末に香港まで映画を観に行ったというエピソードを思い出した。
大学時代の授業なんてほとんど記憶に残っていないけど、このエピソードは映画好きな僕にはすごく記憶に残っている。

街をブラブラして、海外旅行に出たらその土地の観光名所が入ったマグネットを買うという我が家のルールを思い出し、
土産物屋でマグネットを1個だけお買い上げ。
さらにブラブラしていると、マッサージの呼び込みのおばさんに捕まり、マッサージを受けるのはまんざらでもないので、
呼び込みについて行った。
結論。
大失敗!
まず、呼び込みの時に手元に持っているパンフレットの店と実際に連れて行く店が違う。
で、さっさとマッサージ台に座らせ、プランを決める前に足湯を始めてしまう。
足湯をしていい頃合いに、プランの交渉をして来る。
もちろん、呼び込みの時に目にしたパンフレットの店と違うもんだから、
プランの内容・値段は違う上に、きちんとしたメニューはない。
明らかにパンフレットよりもマッサージされる身としては条件が悪い。
とっとと店を出たかったものの、周りで気持ちよくマッサージを受けている人(この人たちはきちんと納得してマッサージ受けてるんだろうか?)の気分を害してはダメだ!という妙な良心が働いてしまって、気持ちの矛を納めた。
マッサージ担当のおばさんがやって来て、足裏をモミモミし出し、
ちょっと頃合いを見計らってさらに店長がふくらはぎもやったらプラスでXドルだとか言って交渉を仕掛けて来る。
はっきり言って全くリラックスできない!
揉めばいいのか?
は?
とはいえ、ふくらはぎはぜひ揉んでもらいたいところ。
怒りを納めてふくらはぎも揉んでもらった。
おばさんは「キモチイイね」と勝手に「キモチイイだろ!」的なことを言って来る。
ここで調子を合わせたら、さらにオプション交渉を仕掛けて来そうなんで、曖昧な返事を返す。
所定時間よりも5分ほど早めに終わる。
もう、詐欺だろ!
おばさんは裏へ引っ込み、店長が「キモチよかったんだから、後でおばさんにチップを弾んでやってくれ」と人をバカにしたようなことを言って来る。
店長は僕にショップカードを出して来た(店長の大チョンボ!)。
「おばさん、時間が短かった」とか言い返すだけ野暮なんで、黙って会計を済ませて、店をでた。
で、店を出たところで、おばさんが待ち構えていて、「チップくれ」と言って来る。
もちろん、無視。
『地球の歩き方』に載っている店なのか、日本人観光客も何人かいた。
同じような目に遭わないためにも、店の情報を晒しておく。
Chung Wah Reflexology
Rm203, 2nd floor, Hai Phong Mansion 53-55 Hai Phong Rd, Tsim Sha Tsui, HK
Tripadvisorなどを見ると評判はあまりよくないようで…。

無駄金を費やしてしまい、却って疲れてしまいと踏んだり蹴ったりの状態になり、フェリーに乗って香港島へ戻ろうとターミナルへ戻る。
フェリーターミナルの前ではフラフープで芸をする小太りの兄ちゃんがいて、
様々なテクを披露して喝采を浴びるも、チップは全然もらえず。
アジアってストリートパフォーマンスへのチップがシブチンだなぁ。




フェリーに乗って、Wang Chaiへ。
国際展示場の中に、アートショップがあって、そこはお土産を探すにもふさわしいとのことなので、
残り少なくなった現金を使うべく目指す。
深センで展示会場を見学して、そのスケールにびっくりしたけど、香港のは東京ビッグサイトとさほどサイズでの違いはない。
でも、圧倒的に周りからのアクセスが違う。
香港島の中心地にあるというのは大きなアドバンテージだし、ビッグサイトは一体なんなんだ?というほど何も良いところはない感じだ。
お土産にまたまたマスキングテープをいくつか買い、宿の側でDuck Riceを食べた。
もちろん、英語のメニューなんてない現地の人が行く食堂。
注文しようにも意思疎通が図れないもんだから、「鴨飯」と手帳に買いて注文。

香港最後の食事、鴨飯

お腹を満たし、口直しに何かジュースが飲みたく近くのセブンイレブンに入ってメロンジュースを飲んだ。
このメロンジュースは香港でのマイベスト!と言える代物。
最終日にこの代物に出会ったのはなんとも惜しい!

メロンジュース

宿に戻り、荷物を拾って、空港バスのバス停へ。
40ドル払って、空港へ。
空港へ向かう高速道路の延々と続く橋脚は大迫力だった。

空港に早く着き過ぎてしまい、何かさらに食事をしようかウロウロしたものの、目ぼしいものがなかったので、セブンイレブンでジュースとお菓子を買って出国審査。

飛行機に乗り込んで、僕の短い深セン・香港探訪はオシマイ。

ちなみに、これから深センに行こうと思う人は、「地球の歩き方」の情報が極めて薄いなど、すごく情報面で苦労すると思うので、
次のような情報を頼りにすると良いかも。

【本】

【web】
http://www.seeedstudio.com/document/pdf/Shenzhen%20Map%20for%20Makers.pdf

【Facebook】
香港⇄深セン(深圳)移動・深圳への行き方情報[公開G]

HKExpressで羽田へ

香港にもエコ意識

宿の部屋からの眺め

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