ANAとジェットエアウェイズの共同運航を受けて

インドで最大の民間航空会社ジェットエアウェイズがANA(全日空)と共同運航を5月から開始するのだとか。
とうとう、インドの民間航空会社が日本に足を踏み入れるのですか。
2006年にインドの航空業界についてまとめた大作レポート「インド経済を牽引する航空業界 – 巨象(インド)の空をめぐるバトルロワイヤル-」を発表し、その後もインドの航空業界を追いかけているぼくだけど、今回の提携は少々遅い印象も感じられなくもない。
ただ、冷静になって考えてみると、日本の経済力が低下し市場としての魅力が低下していることがこれほどまでに遅れた原因と見てもとれる。
インドの航空会社が目を向けているのはロンドンやニューヨーク、さらには東京よりも遠いロサンゼルス路線というもがなんだかなぁと思わせる。
今回のジェットエアウェイズの日本便就航によって、他の航空会社も参入すると面白いことになるだろうなと思うと同時に、今の成田のキャパだと難しいのだろうかというクールな視点も。
個人的には、インドのバージンアトランティック航空と位置づけられるキングフィッシャーが就航すると面白いなと思う(3年ほど前に関係者にヒアリングしたところ、彼らも日本への就航は予定していないのだとか)。
キングフィッシャー単独では難しいので、ブランドイメージの似通った日本のスターフライヤーとタイアップしてみるというのは意外にもはまりそう。
国内での影が心ばかし薄くなってきているスターフライヤーにとっては、そろそろ何らかの打ち上げ花火がほしいところ。

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