世界中がアメリカ大統領選挙に注目


いよいよ佳境に差し迫りつつあるアメリカ大統領選挙。
世界の人口60億人のうちの2億人を占めるアメリカのリーダーを選ぶ4年に一度のイベントに、どうしてこれほどまでに世界の人々が注目するんだろう。
さて、イギリスのビジネス週刊誌”Economist”が面白い特集を組んでいる。
Global Electoral College
世界中のEconomistの読者が、オバマとマケインのどっちがアメリカ大統領にふさわしいかを投票している。
もちろん結果だってひと目でわかるというインターネットの便利さが駆使されている。
サイトにアクセスするのが億劫な人に現時点(10/25 23:30頃)の結果を示すと、ほとんどの国の読者はオバマが大統領になるのを望んでいるようで。
ただこうした情勢の中に異議(マケイン支持)を唱えるのが、イラク(下の地図の赤い国)。
Glogal Electoral College
イラクではマケインの支持率がなんと75%!。
ブッシュと同じ共和党のマケインが支持されているのは意外。
治安維持のためにはアメリカ軍の駐留が必要なんでしょうか?
投票した人のどのくらいがオバマが勝利した場合に自分にどのようなメリットがあるか理解しているかが気になるところ。
「なんとなくオバマの方が若くてエネルギッシュ」とか「黒人大統領誕生に興味あり」などの表面的な基準で判断しているような気がしないでもない。
こんな表面的な判断はケネディvsニクソンのテレビ討論が始まったときから判りきっていることで、ぼくが気になるのはインターネットがこれほどまでに発達して世界の意見がわかるようになった中でアメリカの有権者がインターネットの声にどのくらい影響を受けるのかという点。
ケネディvsニクソンがメディアを活用した選挙の幕開けだと言われているのに対し、今回の選挙は後世では世界中がインターネットを活用して見守るようになった選挙の幕開けと評価されるやもしれないものかも。


masayafukumoto