イスラエルに到着してちょうど一週間。
朝ごはんを食べていると、「今日、海へ行くツアーがあるんだけどどう?」と声を掛けられた。
名はBenny。
結構ナイスガイ。
でも、残念ながらぼくの今日の予定はデザイン博物館へ行くと決まっている。
なので、ビーチに行かずデザイン博物館へ行くことにした。
バス停へ向かう。
同じ道路上でも行先によってバス停が複数箇所に分散されているため、
お目当てのバスがドコに停まるかは探さないといけないのが少々面倒(バス停にどのバスがどこに停まるかの地図はある)。
バス停に着き、座って待つもバスは一向にやってこない。
そもそもバスが走っていない。
あ、先週の月曜日(イスラエルに到着した日)も公共交通機関が止まってた!
気づいてしまった以上、今日の過ごし方変更しなければ。
とりあえず仕切り直しで宿へ。
こんなことなら一緒にビーチへ行けばよかった。
宿でちょっと休憩してから、
仕切り直して外出。
宿(Abraham Hostel)の屋上
Rothschildを北上し、テルアビブ美術館方面へ散歩。
Rothschildを北上すると、道路脇に色々としゃれたレストランがあることを発見。
ぼくが持っている『地球の歩き方』(図書館で借りた)と”Lonely Planet”の両方にこのエリアの情報は載っていないので、観光客にはあまりご縁がないのかも。
現地のおしゃれな人が優雅に食事していた。
特にあてもなく歩いていると、大きく”WEWORK“と書かれた建物を発見。
なんだか気になるので近づいてみると、どうやらシェアオフィスみたい(宿に戻って調べたらアメリカで勢力拡大中のコワーキングスペース運営会社)。
中をこっそり覗いたところシェアオフィスなのに大手企業も入ってる。
どうやらアメリカでは大手企業もシェアオフィスを利用しているみたい(クリエイティブなチームは敢えてシェアオフィスに入れて刺激を与えるなどの目的から)。
バスが普通に走っていてデザイン美術館に行っていたらWEWORKなるものに出会えていないんだから、これはでたらめな旅ならではの収穫なのかも。
WEWORK
※WEWORKのHPによると、12月時点で13カ国、34都市に進出しているものの、残念ながら日本へは未進出(アジアだと、韓国、香港、中国へ進出済み)。
2010年に立ち上げられ、Goldman Sachsなどから総額USD1.7Bを調達している(※Crunchbaseによる)!
テルアビブ美術館へ着いたものの特に展示が観たい気分でもなかったのでさっさと後にしてお昼を食べに。
なんとなくたどり着いたRabin広場で、フィッシュアンドチップス屋でエビ・イカフライを食べる。
昨日のPhoに続いて現地料理でないものを食べてしまった(別に悪いわけじゃないけどなんとなく食べて「しまった」と書きたい)。
穏やかな日差しの下でビールを飲みながらフライを食べる幸せを噛みしめる。
エビ・イカフライ
ビーチを目指して歩く。
通りには典型的なテルアビブの低層マンションが立ち並ぶ。
ちなみに、不動産屋の店頭物件情報を見ると、
2LDKで1億円相当!
テルアビブの一般的マンション
ビーチ脇にはスイミングプール。
日差し、賑やかさなどどこかサンタモニカに似た雰囲気。
スイミングプール
地理的には中東に位置するのを忘れさせるほど開放的。
再び散策。
市場経由で宿へ。
途中、ソフトクリーム屋へ立ち寄り。
おっさん一人、ソフトクリーム(ダブル)をペロペロ舐める。
屋上にウォータースライダーかなにかを置いた高層マンション・ホテルがすごく気になる。
屋上にウォータースライダー?
宿まで歩いて戻り、シャワー浴びる。
夜は地元のGeekが集まると言われるワインバーへ。
イマイチ場所がよくわからず、よくよく考えるとそんなにワインが飲みたい気分でもなんでもないので、
やけに賑やかなピザ屋でピザ食べる。
なんとこの店は自分のお望みのサイズに切ってくれて、量り売り(ピザは丸でなく四角)。
客がたくさん集まっているだけに確かに美味しい。
店員の活気に溢れたTony’s Vespa店内
Max Brennerを物色してRothschildの逆の端っこまで行く。
Rothschild12など洒落た店が沢山。
賑やかすぎて中に入りにくいので外巻きに眺めて宿に戻り、今日もダラダラ夜更かしして寝る。
ちなみに、本来なら今日はイスラエルの人気サッカーチームマッカビ・テルアビブFCとマッカビ・ハイファFCの試合を観に行きたく、色々と情報を検索したものの
公式サイトがヘブライ語オンリーでさすがにチンプンカンプンなので諦めた。
町中では英語が普通に通じるのに、ところどころ英語に対応していない不完全さが奇妙というかキモチワルイ(これは日本も反省すべきポイント)。
イスラエルのスタートアップ事情
イスラエルはスタートアップが活発に活動していることで知られている。
人口あたりのスタートアップ比率では世界で最も高いのだとか。
かくいうぼく、旅に出る前はイスラエルのスタートアップやインキュベーション施設をいくつか見学しようかと思ったものの、
予想外に観光などで時間がかかったせいもあって今回はどこも見学できなかった。
ちなみに、イスラエルのスタートアップ事情をさらっと把握するのであれば、
wired.co.ukのアプリをダウンロードし、
Europe’s 100 Hottest Startups 2016がおすすめ(Tel Aviv以外のヨーロッパの都市の事情も充実)。
なお、Europe’s 100 Hottest Startups 2016で紹介されている企業は次の通り。
AppsFlyer
Lightricks
Fundbox
StoreDot
Argus Cyber Security
YotPo
Corephotonics
Colu
Shine
Via
スタートアップのメンバーや投資家と知り合いたい、
彼らが集まる場所を知りたいなど、
テルアビブのスタートアップ事情をかじりたいのであれば、
websummitのblog記事(https://blog.websummit.net/tel-aviv-the-startup-city-guide/)を。
ぼくはこの記事を参考に、スタートアップの人材がいそうなレストランの偵察に行った。
Rothschild12へ何度も足を運んだのもこの情報を目にしたため。
Inc.が紹介する2016年のイスラエルの注目スタートアップ(http://www.inc.com/dave-kerpen/15-israeli-startups-to-watch-in-2016.html)。
Audioburst
AzurePCR
CheckMarx
Dapulse
Fairfly
Fraudlogix
Gett
Illusive Networks
Mapme
Moovit
Riskified
Tipalti
TOM
Votiro
Zuta
ちなみに、上記に挙がっているGett(Uberみたいなサービス)はアプリをダウンロードし、空港までの足に使おうとしてみたものの、
どうやら法律で空港までの運賃が決まっているようで使用メリットが見いだせなかった(電車で行ったほうが安い)ので利用しなかった。
さらにオマケ。
テック系で働く人がイスラエルへ訪れるのであれば読んでおきたい本と言えばコレ。
旅の間に唯一読み終えることができた(5冊ほど本を持っていったのに…)。
ダイヤモンド社
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