「で、誰のどんな欲求を満たすのかだ」、新規事業の鍵は


新規事業の立ち上げはいつの時代も難しい。

世の中が便利になって、人々の舌が肥えてくる(ちょっとやそっとの革新性だけでは驚かなくなった)ことでその難しさはさらにあがっている。
ミクロ経済学的に言うと、限界効用逓減の法則ってやつだ。

一昔に比べて人々のライフスタイルは多様化し、客層をセグメントで切ったところで、なんだか誰にサービスを提供するのか考えている内にわからなくなってしまう有様だ。
セグメントを色々と検討していけば行くほど、ターゲット層は随分と小さくなってしまうかもしれない。
でも、その小さなターゲットがむちゃくちゃ提供しようとしているサービスに満足してお金・時間を費やしてくれれば新規事業としてはまずは合格点だ(ここに到達できない新規事業がほとんどなのだから)。

で、そんな新規事業の立ち上げに至る過程について。
小難しい理論をたくさん駆使してパワーポイントを作り上げたって、そんなのは大概は無駄に終わる。
そんなのだったら、街を出歩き、何が流行っていて、人々がどんな毎日を送っているのか、B2Bであればお客の悩みはなんだろうと足を運んでヒアリングしたりと現場で試行錯誤を重ねたほうがよっぽど良い。

新規事業を任された担当者が社内に閉じこもって資料作成に格闘しているような会社の新規事業は、そうでない会社の担当者のものに比べたら成功確率は低いだろう。

ちなみに、随分前の話になるけれども、とある飲料メーカーにはセンター街を徘徊するポジションがあった。
もちろん、その会社はヒット商品を次々と生み出した。

経営者には新規事業担当者が社内に閉じこもっているようであれば、ケツを蹴っ飛ばして外に出てナマの情報を取ってこいと声をかけて欲しい。
間違っても、毎日外に出て一体何してんだ?と言わないように(担当者は言われないように自発的に適度な報告を)。

「誰のどんな欲求を満たすのか」、これにピンと来ないのであれば、要再検討。

なんだか、他にも書きたいことがあったけど、とりあえずメモ程度に。


都心の駐車場はいったいいつまで増え続けるのか、そしてその先はどのように土地活用?


今日も街歩き。

久々に麻布十番とか三田とかを散歩して感じたのが、小さなスペースに駐車場がたくさんできたこと。
これって別にこれら界隈の話ではなく、都心であればどこでも見られる現象であって、普段何気なく同じ行動範囲の中で歩いていると気づきにくいことなのかも。

ちょっと気になたので都心の駐車場の実態について東京都のデータ(四輪車に限定)を調べて下の表の通りまとめてみた(データは少々古い)。

駐車場数 収容台数 駐車場あたりの収容台数
平成21年 15,819箇所 294,028台 18.59台
平成24年 18,798箇所 320,234台 17.04台

出所:平成21年度 東京都路外時間貸駐車場実態調査 報告書
平成24年度 東京都路外時間貸駐車場実態調査 報告書より加工

確かに調査対象の間で駐車場数・収容台数ともに増加している。
そして、駐車場あたりの収容台数が下がってる(狭い駐車場が増えていることが言える)。

ぼくの肌感覚では、直近だとさらに駐車場は増えていると思われる。
路上駐車の取締が厳しくなり、配送業者が路上に駐車することが難しくなったことや、老化したビル(狭小土地が概して多い)を取り壊した土地の活用手法として駐車場に人気が集まったことがここまで駐車場の増加を後押しした要因なんだろう。
果たしていつまで増え続けるんだろうか。

一方で、いずれはこの駐車場の増加も頭打ちになるんじゃないかなぁとも思える。
それは、都心の移動はますます鉄道を中心に便利になっていく、クルマ離れ、さらには人口がさらに都心に集中することで郊外からわざわざ車に乗って都心にやってくる人が減る、配達手段としてドローンが使用される(電線、そして集合住宅の多い都心では非現実的?)など理由はいくつか。

もし、駐車場の需要が減退したとき、新たな土地活用はどのような形のものになるんだろうか。

狭小でビルを建てるほどの面積も無く、大規模な工事をする資金もないのであれば、いっそのこと都心のど真ん中に一軒家がぽつりぽつりと建つ日がやってくるのかもしれない。
大規模マンショの修繕などで外国人入居者と揉めるのを嫌うくらいなら、いっそのこと一戸建てを建てたほうが色んな意味で健全なのでは?

ビルの谷間にぽつりぽつりと一軒家が建ち、老朽化したビルを建て壊した跡地に庭付き住居が建ち並ぶという東京の光景が22世紀にはやってくるかも?


情報の非対称性を突く


今更大声で言うほどでないけれども、世の中、まだまだ情報の非対称性が存在している場面は多々あるわけで、それを解消するビジネスは大きく化ける可能性は見込めそう。

とある業界のビジネスについてずっと検討(調査でなく妄想)しているんだけど、最近も情報の非対称性をこのビジネスが解消してくれる可能性があるのではと思わされる出来事に出くわした。

情報の非対称性を解消することで【誰】の【どのような】課題・悩みを解決できるか。
このストーリーがわかりやすく伝えられたら大きな花火が打ち上げられそう。

あぁ、まずはすげぇ面子と集めて、お金を作らないと。

とはいえ、今の職場の仕事もそれなりに忙しいわけで、なかなか進展できないのが悩みどころ。


ワークショップ勝利の要因


先週の金曜日(9/4)、職場の創業10週年パーティが行われ、それに先立ちワークショップが開催された。
ワークショップではあるお題を出され、それに沿ってチームごとに提案をするというもの。

パワーポイント等に資料をまとめ、パーティで5分の持ち時間の中で発表した。

ノーマークだったぼくたちのチームは優勝を果たすことができた。

週が明けて月曜日の全体朝礼で、「来週の朝礼で勝利の要因について発表するように」とあったので、
それに先んじてまとめると次の3つ。

1.真面目に取り組まない – 「まだ」と「もう」

チームでディスカッションをして資料をつくり上げるまでに与えられた時間は2時間半。
最初の1時間半はディスカッション、残りは資料作成とのこと。
そもそもそんなの守らない(なぜ、守らないといけない?)。
時間はたっぷりあるんだから、結論は焦らずに。

2.真面目に取り組まない – アイスブレークに全力

社員同士と言えど、互いになんでも知ってるわけじゃない。
互いや他の社員についての知らない一面などを色々話す。
アイスブレークからさり気なく使えるネタをピックアップ

3.真面目に取り組まない – 全員参加

この手のワークショップは得てして声の大きい人のアイデアが採用されて、
あれよあれよという間に置いて行かれていくことも。
全員が参加できるネタを選び、そのネタに全員で味付けをしてブラッシュアップ。
全員参加すれば、最後まで他人ごととなることなくディスカッションは続く。

「真面目に取り組む」ことは決して悪くないけど、時として外してみるのは成功に近づく1つのアプローチとして頭に入れておくと、
行き止まりに達した時の軌道修正に活用できるのでは?

職場の引っ越しは我が家にとって死活問題。
さて、どうしたもんか。


もはや復活は見込めないマクドナルド


さっき近所のマクドナルドへ行ってきた。
土曜日の夜も行った。

土曜日、マックシェイクを注文した。
「申し訳ございません。機械が壊れていてシェイクを提供できません」。

今日、マックシェイクを注文した。
「申し訳ございません。機械が壊れていてシェイクを提供できません」。
すかさず、「この前も壊れていましたよね」と突っ込むぼく。
何も反応しない店員。

夏のこんな暑い時期にマックシェイクの機械を急いで修理しない、
そしてぼくのツッコミを無反応な店員がいるマクドナルド。

本当に致命的なほどヤバイ。

ちなみに、
藤田田が育てたマクドナルドの元幹部は、
いずれも競合他社で大活躍しているらしい。

いよいよマクドナルド包囲網完成か?

色々な意味で、カサノヴァさんの手綱さばきに注目。


新国立競技場にネーミングライツ?


新国立競技場の建設を巡って紛糾している。

「なんで今さら」という感じでみっともない。
そもそも、オリンピックやワールドカップを開催することにどれだけのメリットがあるのか。
オリンピックとかワールドカップのような大会を取り仕切るような団体を立ち上げて、自らはライセンスフィーなどで儲けるほうがよっぽど美味しいし、それこそがハードよりソフトが儲かるを地で行ってると思うんだが。

さて、建設費が試算に比べて増大することがかなりの確率で見込まれる新国立競技場。
埋め合わせはネーミングライツでというこれまた安易な意見が湧いているそうだ。

新聞の記事によると、数100億円をネーミングライツで埋め合わせようと目論んでいるようだけど、だれがそんな大金を払うんだろうか。
日本で導入されているネーミングライツは国内企業に限られていて、外資系企業の名乗りには施設利用者や近隣住民からの激しい反対が起こるという現実、
そして、そんな大金を払える企業は国内に何社いるんだろうか。
せいぜい、後継者に100億円以上もの報酬を払ったソフトバンクくらいしか思い浮かばない(だいたい、このくらいの規模の金額をポンと払えるのはオーナー系企業くらい)。
世界で最も高額なネーミングライツの契約額を調べてみると良い。
100億円のラインすら超えていないのだから。

フリーで仕事をしていたとき、ぼくはネーミングライツの専門家というポジションでいくつか仕事をさせてもらった。
そしてその時に何度も言い続けてきたこと。
「スポンサーが金を払いたくなるようなメリットを施設は死ぬ気で考えて用意すること。」

どうも多くの募集する側は大した努力せずともなんとなくスポンサーが付いてくれるのでは?という淡い・甘い期待を抱いて受け身の立場に陥ってしまう。
少しでも魅力を付けて、少しでも多くの金額を得ようとする努力は見られない。
役人にそんなことを期待することは難しいと言っていられる時代は既に過去のものだ。

新国立競技場へのネーミングライツ導入を検討するのであれば、誰のどのようなメリットを訴求してお金を得るかを死ぬ気になって考えて欲しい。
中途半端に導入して、泥を塗るようなことはくれぐれもないよう。

国立競技場跡地
@国立競技場跡地


知らない間に日本以外からのアクセスが大半に


妻と立ち上げたサイト(おもたせ.com)。

このところ、二人とも余裕がなくて全く更新ができていないばかりかアクセス状況の把握すら怠っている状況だった。
昨日ふとしたきっかけで久々にgoogle analyticsを開いてみたら、アクセス数は依然として対して増えていないものの、世界各国からのアクセスの割合が随分多くなっていて、
日本からのアクセスは全アクセス数の1/4弱にとどまっていることに気づいた。

アクセス数が多い都市順に並べてみると、
1.ソウル
2.ニューヨーク
3.新宿
4.大阪
5.アーリントン
6.千代田区
7.港区
8.ロンドン
9.名古屋
10.京都

上位10都市の顔ぶれだけだと、日本からのアクセスが多そうに見えるけれども、上位100まで挙げると実に様々な都市からのアクセスがあることがわかる。
食べ物のネタかつ、英語で記事を書いていることがアクセスを集めているのは理由だというのは容易に想像がつくものの、ここまで世界各国からアクセスがあるとは嬉しい驚き。
こりゃ、英語化をさらに加速して海外から知名度を上げて収益化を図るほうが手っ取り早い?

おもたせ


日本へのカジノ誘致は時既に遅し


フリーで働いていた頃は、カジノを日本に持ってきたら面白いだろうなぁと思い、レポートを書いて発表したり、実際にカジノ誘致に係る人と情報交換させてもらったりしていたものの、さすがに当時から10年ほども経った今では状況が変わってしまい、「いまさら日本にカジノを誘致してどうするんだろう」という気持ちが僕の中で大勢を占めるほど変わってしまった。

世界的にカジノそのものが斜陽にあり、アトランティックシティは無残、ラスベガスもマカオにカジノ売上世界一を譲り渡してから一向に復活する様子は見られないし、ラスベガスを抜いて首位に咲いたマカオだって先行きはどうも怪しい。
シーザーズ・パレスを運営するシーザーズ・エンターテインメントは1月に連邦破産法11条を申請したりと、大手のつまづきが目立っている。

そのくせ、世界を見渡せばカジノは決して珍しくもなんともない。

にもかかわらず、どうも日本にカジノを持ってきたいという動きが未だに衰えを見せない。

「日本を訪れる中国人がカジノにお金を落としてくれるので安泰だ」、「カジノだけでなくIRとして誘致するから心配ご無用」という反論は大いに来るだろう。
けれども、どこかカジノを誘致するメリットよりもデメリットのほうが大きくてならない。

今更カジノを作るくらいなら、むしろ全国に散らばるアウトレットモールを整備して、アウトレットモールを回るツアーを企画して、そこでガンガンをお金を落とす仕組みにすれば、全国で均等に儲けを生み出す機会が提供されるし、周辺への波及効果も期待できそうな気が。