久々のヒット広告


慶應の三田校舎の近くにあるらーめん二郎。
このらーめん屋はコアなファンに支えられていることで有名。
「二郎を食べたら腹を壊す」とか言われているのに、なぜかリピーターを増やす不思議で破壊力満点のらーめん屋というのがぼくの評価。
仕事で世話になっているおじさんも熱烈な二郎ファンで、土日に3杯食べたと自慢したり、飲みに行ったついでにわざわざ電車に乗って二郎に行こうと誘う(実際に連行された)ほどの猛者。
らーめん二郎と三田校舎に通う学生をターゲットとした屋外広告が写真の通りVitaminWaterによるもの。

ターゲット設定とターゲットの課題解決がすぐに伝わってきて、すごくわかりやすい!
掲出場所がイイのもポイント!
この広告を見たら、二郎を食べて腹痛に悩まされるぼくも、安心(?)して二郎に足を運ぶことができるかも。
二郎とVitamin Water両方の宣伝を兼ねてるとは言いすぎ?


効率よく広告宣伝費を使っている会社はどこ?


企業などが広告を出す目的はなにか。
新商品の告知(売上up)、企業イメージの向上、社員のプライドの高揚などいろいろ。
広告効果なるものもそれぞれの目的が果たせたかどうかの観点から測定されてしかるべきだと思う。
マーケティング分野のAIDMAの法則に当てはめると上記に挙げた目的は最後の”A”に該当するものだろう。
そしてその過程にある”A””I””D””M”は、広告で当てはめると「広告を見たことがある」とか「広告に好感が持てた」「広告を見て商品が欲しいと思った」などに該当するのでは。
そこで、データを拾ってきて広告の効果の前段階までで一般消費者から反応がよいのはどの会社なのかを調べてみた。
分析に活用したのは『日経企業イメージ調査』と『有力企業の広告宣伝費』で発表されているデータ。
分析対象は、『有力企業の広告宣伝費』で広告宣伝費上位10社(単体)に入る企業。
まずは広告宣伝費をたくさんかけたら、多くの人の目に留まり印象に残っているかという観点からまとめたグラフ。

広告宣伝費を最もかけているのが、トヨタ自動車。
にもかかわらず、広告接触度が最も高いのが松下電器産業(現パナソニック)。
ということは、トヨタはお金をかけているわりに、露出が効果的には行われていない(※極めて劣っているわけではない)ともパナソニックが支出のわりにうまく露出が図れているとも言える。
トヨタの同業である日産のパフォーマンスが良い点は決して見逃せないのでは?
次が、広告宣伝費をかければ、広告好感度があがるかという観点からのグラフ。
※イトーヨーカ堂は「広告好感度」のデータなし。

先のパナソニックは、露出が図れているものの好感度という観点からはさほど評価できない結果に。
そして、広告宣伝費と好感度の関係からこのましいパフォーマンスを見せているのが、吉永小百合をメインキャラクターにも使っているシャープ(個人的にシャープと吉永小百合のイメージに親和性があるとは思えないが一般消費者が認めているのであればそれでOK)。
そして、最後が、広告の露出と印象の関係を示したグラフ。

広告接触度(横軸)”250″と”200″にそれぞれデータが集まっていて、その中で印象の良し悪しがわかりやすくて大変助かる。
このグラフを見てみると、トヨタの広告は露出も印象も良いということが判明し、最初のグラフで示された広告露出のコストパフォーマンスの多少の見劣りをカバーできていると評価ができる。
意外だったのが、消費財メーカー大手の花王の広告評価が高くないこと。
また、KDDIも評価が高くない(以前はもっと評価高かった?)。
企業の広告宣伝に対する姿勢がシビアになる中、自社の広告宣伝費が有効活用されているのかを公知資料から簡単に評価してみるのはどうだろう。
高いお金を使って専門家の評価を仰ぐのはその後でも良いはず。
同業他社とどのように異なっているのか、自社は広告宣伝費を増やすべきなのか、また増やすのであってもどのようなコミュニケーションを広告で図っていくのかなどの観点を社内で話し合ってみると、新たなコミュニケーションの道筋が見えてくるはずでしょう。


ブランドと広告の関係


アル・ライズの著作、『ブランドは広告でつくれない 広告vsPR』のようにブランドとは広告を打てば価値が上がるわけじゃないけど、逆に広告はブランドで作られるは正しいのだろうか。
最近の関心事の1つ。
もし「正」ならブランド価値が高くない限りは広告効果が期待できないということになるんだけど、果たして真相はいかに?


テレビビジネスも百貨店化?


先日、何気なくテレビを観ていたら、なんとシャンプーLUXの超ロングバージョン(7分くらい!)CMがで流れていた。
ただの番組かと思って眺めていたら、「え?もしかして?」と思い、ようやく「やっぱりLUXのCMだったか」と気づくのが異様に遅かった。
それくらい、普通の番組くらい違和感なく流れていた。
作品は以下のもの。

数年前にBMWがリドリー・スコットやジョン・ウーやらを起用して作成したWEB限定CMを、テレビで流したといえば判りやすいかと。
この取り組みは、「テレビ局がコンテンツ作成を外部に求める風潮が加速化か」というぼくの持つ印象をさらに強めた。
テレビ局が外部の制作会社にコンテンツの作成を依頼してゼネコンと同じような構造になっているのは今さら太郎で、さらには近年はジャパネットのような通販番組が自ら番組を制作して電波に乗せるという傾向も強くなってきている。
そして、今回のLUX。
通販会社以外の広告主自らが制作したコンテンツを、従来の15秒、30秒といったCMの枠を超えて放映されるようになった。
これはもはや電波に乗せるという交通整理だけをテレビ局が担い、本来の企画・制作業務を外部に依頼する傾向がさらに強まったことを示す一端なのではと感じずにがいられない。
百貨店が店舗貸し業というようになってしまったように(海外ブランド店舗の誘致に励むというように)、テレビ局も外部が制作したコンテンツを競うように誘致するようになるのだろうか。
ということは、究極的にはテレビを観れば通販番組と広告だけになってしまうってこと?
LUXの超ロングバージョンが流れたような傾向が続くと、個人的にはテレビで観られるのは上記+スポーツの生中継くらいになるかもという印象を持たずにいられない。


トヨタのiQのCMが、トヨタのCMの中では稀にみるマシ度を見せてる


はっきり言って今までのトヨタのCMは●●だった。
大衆を対象とした企業だからか、車の特徴に魅力を感じさせることもなくその時その時で旬なタレントを使っえば売れるだろうという印象が拭えないCM作品ばかりだった。
でも、iQのCMはこれまでのトヨタのCMとはある点で違う。
まずなによりも大きいのが、タレントが前面に出てないこと。
知らないタレントばかりだし、出ててもチョイくらい。
これってはっきりいってデカイ!
個人的に、ソニーがかつての輝きを失った理由の一つがタレントを起用したCMが出てきたせいで、商品の特性がぼやけてしまったことにあると思ってる。
だから、今回のトヨタのCMのテイストの変化はタレントよりも商品である車に焦点を当てるという点からして適切な手だと思う。
iQの何が優れているのか、軽をはじめとした小型車をカッコイイと思わない若者をも惹きつける魅力が伝わってくる点がCMとしての質を高めてる。
CMは「伝えたいこと>演出・タレント」であるべきでこれまでのトヨタは不等号が逆だった。
ところで、「New Way Style」に出演しているオルガって、最新の007のボンドガール(オルガ・キュリレンコ)?


「広告批評」3月号にあくまで「個人」として載ってるのでお知らせをば


タイトルの通り。
雑誌のほうから事前にぼくが載ることについてお知らせしてもらっていたのですごく驚いたわけではないけど、実物を見てみると少々恥ずかしい。
どうしても気になる方は「広告批評」を手にとっていただければと。
念を押しておきますが、会社とはまったく関係がなくあくまで「個人」です。
広告批評


中吊り広告の見出しのインパクトはいかほどに?


最近、ビジネス雑誌の特集が複数の雑誌の間で重なるケースが多々見られる。
今週も、不景気ネタで確かだぶっている。
それも週はじめにあたる月曜日に発売のもの。
不景気特集の中吊り広告が並ぶ様子はなんとも重苦しい気分になり、今週の株価などに悪影響はないんだろうかとふと思ってみたりもするが、実際のところはどうなんだろう、中吊り広告の見出しが経済に与えるインパクトというのは。


「広告学校」へ入学


このたび、「広告学校」に入学した。
広告代理店で働くわけでもなく、映像関係などの仕事をするわけじゃないけど、広告への興味が高まって思い余って入学してしまった。
なぜ、入学したか。
広告に興味があること。
そして、コンサルタントをしていて、MBAでならえるようなビジネスツールはコモディティ化が進んでおり、なおかつこれらのツールはビジネスシーンでのコミュニケーションを円滑に行うプロトコルに過ぎず、柔軟な脳みそがない限りではプロトコルをいくら身につけても意味がないなぁと思っているから(なので、ぼくはMBA取得には興味がない)。
この辺りには色々思うことがあるけど、長くなるので割愛。
場所は東京タワーの隣にあるビル。
今日はピンクリボンデーということで、東京タワーがピンク色にライトアップされてい
て、たくさんの人で大賑わい。
東京タワー
ぼくもたくさんの人と同じように写真を撮って教室へ。
教室に向かうエレベーターの中では、今日の入学式でお話をしてくれる天野祐吉さんと一緒に。
天野さんのことはこれまでテレビの中でしか観たことがなかったのだけど、テレビで観る人って多くがテレビと普段で多少はテンションが違うんだなぁと再認識(ある人もテレビと普段ではテンションが結構違う)。
さて、教室に入ってビックリ。
ほとんどが学生で社会人は10%いるかいないかの割合。
学生に混じって新たな刺激を得られるしょうか。
課題を作成する宿題とかもあって、なかなか大変そうだけど楽しみ。


「広告批評」最新号のW+K特集は面白い


広告業界の中でも、ぼくが最も注目している会社の1つ、ワイデン・ケネディ(W+K)が「広告批評」最新号出特集を組んで紹介されてる。
Googleが働く場所として面白いとかの話は有名だけど、この会社のほうがむしろ元祖だと思う。
ぜひ、「広告批評」を手に取ってみて!
ちなみに、W+KはNIKEのCMを作り続けている会社っていうと「あ~、ああいう感じのCMを作る会社なのね」ってイメージが湧くかも。
最近、システム関連の仕事をしているせいか、反動もあって妙にクリエイティブな部分にシフトしたい気持に駆られていて、10月から始まる広告学校に通おうか?と真剣に検討し始めたところ。
う~ん、いかがいたしましょう。


docomo2.0が提唱する形態の姿は未だに電「話」?


なにかと突っ込みの多い各携帯キャリアの広告の中でもとりわけ突っ込みの多い、ドコモの「docomo2.0」。
今日、ふと駅から写真のような広告を目にしたら、登場キャラクター8人全員が電「話」してる。
docomo 2.0
電話でメールができたり、ゲームができたりと色々と用途が拡大していくというのに、広告が付いて行っていないのかまるで「電話1.0」というかのような広告に…。
もしやdocomo2.0は”back to root”を言いたいのか?
突っ込まれ力では、docomo2.0は抜群でしょう。
※土屋アンナがまちゃまちゃにしか思えないのはぼくだけでないはず。