Google検索結果の中で、AI Overviewが表示されるものと、表示されないものがある。

AI Overviewは、Google検索結果上でAI生成の概要と関連リンクを提示する機能である。
Googleのヘルプでは、AI Overviewは主要な情報と、さらに調べるためのリンクを含むAI生成の概要を提供するものとして説明されている(「Google 検索の AI による概要で、情報をすばやく簡単に見つける」)。 

とはいえ、AI Overviewはすべての検索結果に必ず表示されるものではない。
また、サイト運営者が特定のページをAI Overviewに直接表示させる設定を行えるわけでもない。

そのため、AI Overviewが表示されない場合でも、直ちにサイト側のSEOミスと判断するのは早計である。
まずは、対象クエリでAI Overviewが実際に表示されるのか、表示される場合はどのサイトが引用元として扱われているのかを分けて確認する必要がある。

本記事では、Google検索結果に表示されるAIによる要約機能を「AI Overview」、AI Overviewへの表示・引用を意識した分析や改善活動を「AIO対策」と表記する。

なお、GoogleはAI Overviewが表示される個別条件や引用元選定の詳細なアルゴリズムを公開しているわけではない。
本記事では、Google公式情報で示されている検索・AI機能の基本方針と、BorderZeroが2026年3月に実施した「BtoB検索100クエリ調査」をもとに、実務上の確認観点を整理している。

1. 結論|AI Overviewが表示されないのはSEOミスとは限らない

AI Overviewが表示されない場合、まず確認すべきなのは、「そもそもその対象クエリでAI Overviewが出にくいのか」、「自社サイトの問題なのか」という切り分けである。

Googleは、AI OverviewやAI ModeなどのAI機能について、サイト運営者向けに「AI機能とウェブサイト」という公式ガイドを公開している。
このガイドでは、AI機能におけるサイト掲載の考え方や、コンテンツをどう扱うべきかが説明されている。 

ただし、Googleが「この条件を満たせば必ずAI Overviewに表示される」といった個別の表示条件を公開しているわけではない。
したがって、AIO対策では、まず対象クエリでAI Overviewが実際に表示されるかを確認することが重要である。

たとえば、ある検索ではAI Overviewが表示され、複数のサイトをもとに要約が生成される一方、別の検索では通常の広告枠や自然検索結果だけが表示される場合がある。

このとき、AI Overviewが表示されないからといって、直ちに「自社サイトのSEO評価が低い」「Googleに評価されていない」「記事内容が悪い」「AIO対策に失敗している」と判断するのは早計である。

もちろん、サイト側の技術的な問題やコンテンツ品質が影響する場合もある。
GoogleはAI検索体験で成果を出すための考え方として、独自で価値のあるコンテンツ、良いページ体験、Googleがコンテンツにアクセスできること、表示制御の適切な管理などを挙げている(「Google 検索の Google AI エクスペリエンスでコンテンツのパフォーマンスを高めるための主な方法」)。 

そのため、最初に見るべきなのは、以下の順番である。

AIO対策で最初に確認すべき5ステップ

このように、AIO対策では、まずAI Overviewの表示有無を確認し、その後に引用元、自社状況、競合との差分、実行判断の順で切り分けることが重要である。

2. AI Overviewが表示されない主な理由

Googleは、AI Overviewが表示されない理由を個別クエリごとに公開しているわけではない。

そのため、サイト運営者側では、Google公式情報で示されている基本方針を踏まえつつ、実際の検索結果を観測しながら、検索タイプごとの表示傾向を確認する必要がある。

BorderZeroのBtoB検索100クエリ調査では、定義検索ではAI Overviewが表示されやすい一方、比較検索では表示率が低い傾向が見られた。

この結果から、少なくともBtoB領域では、用語の意味や概念を整理する検索と、比較・選定のように条件によって答えが変わる検索では、AI Overviewの表示されやすさが異なると考えられる。

検索意図によって表示されにくい場合がある

AI Overviewは、Google検索結果上でAI生成の概要と関連リンクを提示する機能である。 

ただし、検索者の意図が曖昧だったり、条件によって答えが大きく変わったりする検索では、AI Overviewが表示されにくい可能性がある。

たとえば、以下のような検索である。

・比較対象が多い検索
・おすすめやランキングのように主観が入りやすい検索
・地域や条件によって答えが変わる検索
・最新情報や個別事情が重要な検索
・商品選定、価格、在庫、地域などによって答えが変わる検索

このような検索では、1つの要約として答えるよりも、通常の検索結果を並べたほうが適切な場合があると考えられる。

ただし、これはGoogleが個別に明示している表示条件ではなく、BorderZeroの調査および検索結果観測に基づく実務上の見方であることは割り引いて理解してもらいたい。

テーマによって表示されやすさが変わる

AI Overviewは、テーマによっても表示されやすさが異なる可能性がある。

用語の意味、仕組み、基礎知識、手順、注意点のように、情報を整理しやすいテーマでは表示されやすい傾向が見られる。

一方で、製品比較、導入判断、価格、個別企業の選定など、条件によって答えが変わるテーマでは表示されにくい場合がある。

この点も、Googleが「このテーマでは表示される/表示されない」と明示しているものではない。
実務上は、対象クエリごとに実際の検索結果を確認し、表示有無を観測する必要がある。

地域や利用環境によって見え方が変わることがある

また、検索結果は、地域、端末、ログイン状態、検索タイミングなどによって見え方が変わる場合がある。

そのため、1回検索して表示されなかっただけで、「この対象クエリではAI Overviewが出ない」と断定するのは避けたい。
実務上は、通常ブラウザ、シークレットモード、PC、スマートフォンなど複数条件で確認し、必要に応じて日を改めて再確認することが望ましい。
目安としては、少なくとも3回程度、できれば端末や検索環境、確認日を変えて5回前後確認すると、単発の表示差に引きずられにくい。

ただし、これはGoogle公式の基準ではなく、AIO対策における実務上の確認目安である。

タイミングによって表示が変わることがある

AI Overviewの表示は、常に固定されているとは限らない。

Google側のアップデート、検索結果の変化、コンテンツの追加、ニュース性、検索環境の変化などによって、同じ対象クエリでも表示状況が変わる可能性がある。

したがって、AIO対策では一度だけの確認ではなく、一定期間を置いて再確認することも重要である。

3. AI Overviewが表示されやすい検索

AI Overviewは、特に用語の意味や概念を整理する検索で表示されやすい傾向がある。

BorderZeroが実施したBtoB検索100クエリ調査では、「◯◯とは」のような定義検索でAI Overviewが表示された割合は91%であった。

BtoB検索100クエリ調査におけるAI Overview表示率

この結果から、AI Overviewは用語の意味や概念を整理する検索で表示されやすい傾向があると考えられる。

これは、AI Overviewがすべての検索で均等に表示されるわけではなく、検索タイプによって表示されやすさが大きく異なることを示している。

定義検索は、複数の情報をもとに、意味・特徴・メリット・注意点などを整理しやすい検索である。

たとえば、以下のような検索である。

・CRMとは
・SFAとは
・マーケティングオートメーションとは
・インサイドセールスとは
・ABMとは

このような検索では、検索者がまず「意味を知りたい」「概要を理解したい」と考えているため、AIによる要約との相性が高いと考えられる。

そのため、定義系キーワードでAIO対策を行う場合は、ページ内に次のような情報を整理しておくことが重要である。

・短く明確な定義文
・対象読者に合わせた説明
・関連用語との違い
・代表的な用途や活用場面
・メリット・注意点
・FAQ形式の補足説明

Googleは、検索で成果を出すためには、検索者にとって有用で信頼できる情報を作ることが重要だとしている(「有用で信頼性の高い、ユーザーを第一に考えたコンテンツの作成」)。
特に、検索順位操作を目的としたコンテンツではなく、ユーザーに利益をもたらすコンテンツを重視する考え方を示している。 

したがって、定義系ページでも、単にキーワードを含めるだけでは不十分である。検索者が意味を理解し、次に判断できるよう、定義、関連概念、用途、注意点を整理することが重要である。

定義検索と比較検索でAI Overviewの表示率がどう異なるかは、BorderZeroの「BtoB検索100クエリで見たAI Overview表示傾向」で詳しく整理している。

4. AI Overviewが表示されにくい検索

一方で、AI Overviewは、比較・選び方・おすすめ系の検索では表示されにくい場合がある。

BorderZeroのBtoB検索100クエリ調査では、比較検索でAI Overviewが表示された割合は24%であった。
これは、比較系の検索では、検索者の条件によって適切な答えが変わりやすいためと考えられる。

たとえば、次のような検索では、企業規模、業種、予算、導入目的、既存システム、社内体制によって、最適な選択肢が変わる。

・CRM 比較
・SFA 比較
・MAツール 比較
・CRM 選び方
・営業支援ツール おすすめ

このような検索では、単純に「これが正解」と要約するよりも、複数の選択肢や比較記事を提示したほうが適切な場合がある。

そのため、AI Overviewが表示されない場合でも、それはページ単体のSEO問題ではなく、対象クエリの性質としてAI Overviewが出にくい可能性がある。

ただし、比較・選び方系の検索がAIO対策の対象外になるわけではない。
むしろ、比較系の検索でAI Overviewが表示された場合には、引用されるサイトが限られるため、どのような情報構造が引用されているかを確認する価値がある。

比較・選び方系ページで意識すべきなのは、単なる製品紹介ではなく、判断基準の整理である。

たとえば、次のような情報である。

・何を基準に選ぶべきか
・企業規模別に何が違うか
・導入目的別に向いている選択肢
・比較時に見落としやすいポイント
・導入前に確認すべき注意点
・自社に合わないケース

AI Overviewが表示されにくい検索であっても、将来的に表示される可能性はある。
そのときに引用候補になれるよう、比較軸や選定基準を整理しておくことが重要である。

ECやショッピング領域についても、AIO対策が不要というわけではない。
商品カテゴリの選び方、購入前の疑問、用途別の比較、レビュー情報、サポート情報などは、AI検索体験において参照される可能性がある。
重要なのは、ECかBtoBかではなく、対象クエリごとにAI Overviewの表示有無と引用元を確認し、検索者が判断しやすい情報構造を整えることである。

AI Overviewは表示されているものの、自社サイトが引用されない場合は、「AI Overviewに引用されない理由」も参照されたい。

5. 「表示されない」と「引用されない」の違い

AIO対策で混同しやすいのが、「AI Overviewが表示されない」と「AI Overviewに引用されない」の違いである。

状態 意味 確認すべきこと
AI Overviewが表示されない AI Overview枠そのものが出ていない 対象クエリでAIOが出やすいか
AI Overviewは表示されるが自社が引用されない AIO枠はあるが自社サイトが引用元にない 引用元との差分
競合だけが引用される 競合サイトは引用され、自社は引用されていない 情報構造・具体性・信頼性
SEO上位だが引用されない 通常検索では上位でもAIO引用元に入っていない SEO順位とAIO引用の違い

表の通り、「AI Overviewが表示されない」状態と、「AI Overviewは表示されるが自社サイトが引用されない」状態は別問題である。

前者は、対象クエリでAI Overview枠そのものが出るかを確認する問題である。
後者は、AI Overview枠は表示されているものの、自社サイトが引用元として選ばれていない状態であり、引用元ページと自社ページの差分を確認する必要がある。

AI Overview枠が表示されていても、大手企業やSEO上位サイトが必ず引用元に含まれるとは限らない。
そのため、AIO対策では「対象クエリでAI Overviewが表示されるか」と「表示された場合に自社サイトが引用されるか」を分けて確認することが重要である。

つまり、表示有無の確認と、引用有無の確認は分けて考える必要がある。

6. 自社サイト側で確認すべきSEO項目

AI Overviewが表示されない理由が対象クエリ側にある場合もあるが、自社サイト側の確認も必要である。

確認項目 見るポイント
クロール Googlebotがページにアクセスできるか
インデックス Search Consoleで登録状況を確認
title 対象クエリの検索意図と合っているか
見出し H1・H2・H3で論点が整理されているか
冒頭結論 検索意図に早い段階で答えているか
内容の具体性 独自データ・具体例・FAQがあるか

特に、AI Overviewに引用される以前に、Googleがページを適切にクロール・インデックスできていなければ、引用候補に入ることは難しくなる。

Googleは、AI検索体験で成果を出すためのポイントとして、Googleがコンテンツにアクセスできることを挙げている。
具体的には、Googlebotがブロックされていないこと、ページが正常に動作すること、インデックス可能なコンテンツがあることなどが重要である(「Google 検索の Google AI エクスペリエンスでコンテンツのパフォーマンスを高めるための主な方法」)。 

まず確認すべきSEO項目は、以下である。

クロールされているか

Googlebotがページにアクセスできる状態かを確認する。
robots.txtでブロックしていないか、noindexが設定されていないか、ログインが必要なページになっていないかなどを確認する。

インデックスされているか

Search ConsoleのURL検査ツールを使い、対象ページがGoogleにインデックスされているかを確認する。
検索結果に表示される土台がなければ、AI Overviewの引用候補にもなりにくくなる。

titleが検索意図と合っているか

titleは、ページの主題をGoogleと検索者に伝える重要な要素である。
たとえば「AI Overviewが表示されない理由」を狙うページであれば、titleにもその表現を自然に含める必要がある。

見出しが整理されているか

H1、H2、H3が検索意図に沿って整理されているかを確認する。
AI OverviewやAI検索では、ページ全体の情報構造が把握しやすいことが重要になる。

冒頭で結論に答えているか

検索者の疑問に対して、冒頭で明確に答える構成が重要である。
「AI Overviewが表示されないのはなぜか」という検索意図に対して、記事の冒頭で結論を示すことで、読者にもGoogleにもページの価値が伝わりやすくなる。

内容が具体的か

一般論だけでなく、具体例、表、チェックリスト、調査データを入れることで、ページの独自性が高まる。
GoogleはAI検索体験で成果を出すために、独自で価値のあるコンテンツを作ることを推奨している。これは従来の検索結果でも、AI検索体験でも重要な考え方である(「Google 検索の Google AI エクスペリエンスでコンテンツのパフォーマンスを高めるための主な方法」)。 

AIO対策では、単にキーワードを含めるだけでは不十分である。検索意図に対して、引用しやすい形で情報が整理されていることが重要である。

AI Overview時代にSEOの前提がどう変わるかは、「AI OverviewでSEOの前提はどう変わるか」でも詳しく解説している。

7. AIO対策で次に確認すべきこと

AI Overviewが表示されない場合、すぐにページを修正するのではなく、まずは状況を切り分けることが重要である。

確認すべき順番は、次の通りである。

  1. 対象クエリでAI Overviewが表示されるか
  2. 表示される場合、どのサイトが引用されているか
  3. 自社サイトが引用されているか
  4. 引用されていない場合、競合と何が違うか
  5. その対象クエリで本当に対策すべきか

特に重要なのは、最後の「その対象クエリで本当に対策すべきか」である。

AI Overviewが表示されやすいからといって、すべての対象クエリで戦う必要はない。
反対に、今は表示されにくい対象クエリでも、事業上重要であれば、将来のAI Overview表示やSEO流入を見据えて整備する価値がある。

BorderZeroでは、AIO関連の状況確認と改善判断を、次のように分けて支援している。

AI Overviewの表示有無と引用状況を確認したい方へ

AI Overviewが表示されない場合も、AI Overviewに自社サイトが引用されない場合も、 まずは対象クエリごとに状況を切り分けることが重要である。

AIO Radar

対象クエリでAI Overviewが表示されているか、自社サイトが引用されているか、 どのドメインが引用元になっているかを確認する無料診断である。

まず、AI Overviewの表示有無や引用状況を把握したい場合に適している。

AIO Radarを見る

AIO Insights

AI Overviewに引用されない理由を整理し、 次に何を変え、何を見送るべきかを判断するための詳細分析である。

改修優先順位や、対象クエリで本当に戦うべきかまで整理したい場合に適している。

AIO Insightsを見る

AIO対策では、表示有無・引用有無・改修優先度を分けて確認することが重要である。
最後に、本記事の要点を整理する。

8. まとめ|AI Overviewが表示されない理由は、まず対象クエリ単位で切り分ける

AI Overviewが表示されないからといって、直ちにSEO評価が低い、記事内容が悪い、AIO対策に失敗していると判断する必要はない。

AI Overviewはすべての検索で必ず表示されるものではなく、対象クエリの性質、検索意図、テーマ、確認タイミングによって表示状況が変わる場合がある。

BorderZeroのBtoB検索100クエリ調査でも、「◯◯とは」のような定義検索ではAI Overviewが表示されやすい一方、比較検索では表示率が低い傾向が見られた。

そのため、AIO対策では、まず以下を分けて確認することが重要である。

  1. 対象クエリでAI Overviewが表示されるか
  2. 表示される場合、どのサイトが引用されているか
  3. 自社サイトが引用されているか
  4. 引用されていない場合、何を変えるべきか
  5. そもそもその対象クエリで戦うべきか

AI Overviewが表示されない場合は、まず表示有無の確認が必要である。
AI Overviewは表示されるが自社サイトが引用されない場合は、引用元との差分分析が必要になる。

AIO対策は、すべての記事を一律に直すことではない。
重要なのは、対象クエリごとに状況を確認し、戦うべき検索と見送るべき検索を分けることである。

自社サイトのAIO状況を確認したい方へ

AI Overviewが表示されない場合も、AI Overviewに自社サイトが引用されない場合も、 まずは対象クエリごとに状況を切り分けることが重要である。

AIO Radar

対象クエリでAI Overviewが表示されているか、自社サイトが引用されているか、 どのドメインが引用元になっているかを確認する無料診断。

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AI Overviewに引用されない理由を整理し、 次に何を変え、何を見送るべきかを判断するための詳細分析。

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9. FAQ

AI Overviewは必ず表示されるか?

いいえ。AI Overviewはすべての検索で必ず表示されるものではない。
GoogleはAI Overviewを、検索結果上でAI生成の概要と関連リンクを提示する機能として説明しているが、すべての検索結果に必ず表示されるとは説明していない(「Google 検索の AI による概要で、情報をすばやく簡単に見つける」)。

AI Overviewが表示されないのはSEO評価が低いからか?

必ずしもそうではない。
AI Overviewが表示されない理由は、サイト側のSEOだけでなく、対象クエリそのものの性質による場合がある。

まずは、対象クエリでAI Overviewが実際に表示されるかを確認し、そのうえで自社サイトが引用候補に入っているかを分けて見る必要がある。

AI Overviewが表示される検索にはどのような傾向があるか?

用語の意味や概念を整理する「◯◯とは」のような定義検索では、AI Overviewが表示されやすい傾向がある。
BorderZeroのBtoB検索100クエリ調査では、定義検索でのAI Overview表示率は91%であった。

AI Overviewが表示されにくい検索にはどのような傾向があるか?

比較・選び方・おすすめ系の検索では、AI Overviewが表示されにくい場合がある。
BorderZeroのBtoB検索100クエリ調査では、比較検索でのAI Overview表示率は24%であった。

ただし、これはGoogleが比較検索でAI Overviewを表示しないと明示しているという意味ではない。BorderZeroの調査に基づく傾向である。

AI Overviewが表示されない場合、まず何を確認すべきか?

まず、対象クエリでAI Overviewが表示されるかを確認する。
1回の検索結果だけで判断するのではなく、通常ブラウザ、シークレットモード、PC、スマートフォンなど複数条件で確認し、必要に応じて日を改めて再確認することが望ましい。

そのうえで、自社ページがGoogleにクロール・インデックスされているか、titleや見出しが検索意図に合っているかを確認する。

GoogleはAI検索体験で成果を出すために、Googleがページを発見・クロール・インデックスできる状態にすることが重要だとしている(「Google 検索の Google AI エクスペリエンスでコンテンツのパフォーマンスを高めるための主な方法」)。 

AI Overviewが表示されるのに自社サイトが引用されない場合はどうすべきですか?

その場合は、AI Overviewの引用元に選ばれているページと自社ページを比較し、定義文、見出し構造、具体性、信頼性、回答の明確さなどの差分を確認する必要がある。

AI Overviewが表示されることと、自社サイトが引用されることは別問題である。そのため、表示有無と引用有無を分けて確認することが重要である。

AI Overviewが表示されない検索でもAIO対策は必要か?

必要になる場合がある。

AI Overviewが現時点で表示されていない対象クエリでも、事業上重要であれば、将来の表示や通常検索からの流入を見据えて情報構造を整える価値がある。
ただし、すべての対象クエリで対策すべきではない。まずはAI Overviewの表示有無、検索需要、事業との接続性、既存ページの改修余地を確認し、優先順位をつけることが重要である。